ソニーの英国支社が昨年末に明らかにした「Sony Tablet」へのIce Cream Sandwichアップデータ提供計画。その時期にも注目だ。
ソニーはSony UKのWebサイト経由で、数カ月前に発売したSony Tablet PとSのOSをIce Cream Sandwichにアップグレードすることを明らかにした。Sony Tablet PとSは完全にゲーム機として販売されている数少ないデバイスであり続けている。両デバイスは直近のファームウェアアップデートによりPS3のコントローラーに接続できる。これはAndroid体験を次のレベルへ引き上げたいと願う人にとって素晴らしいニュースだ。
興味深い側面の1つは、両デバイスが独自のインタフェースを備えていてもIce Cream Sandwichを搭載できるということだ。Touchwizインタフェースを備えるSamsungのGalaxy TabのようなカスタムGUIを自社デバイスに搭載する多くのメーカーはIce Cream Sandwichへのアップグレードをまだ果たしていない。メーカーは、タブレット体験全体に多くのカスタマイズを施している場合、ファームへのアップグレードをリリースするのは難しいと考えている。ユーザーがパーソナライズやカスタムコンテンツを加えれば加えるほど、OSアップグレード中に対応が必要な障害を生み出すことになる。
Ice Cream Sandwichのポイントの1つは同OSを搭載するすべてのタブレットが標準化されたユーザー体験を備え、アプリやゲームの開発がより容易になるということだ。また、より多くの企業がアップグレードの妨げになるカスタマイズされたGUIの利用を行わなくなる。筆者もAndroid 2.1あるいは2.3のままのローエンドタブレットをどれほどレビューしてきたか分からない。
最後に、ソニーはIce Cream Sandwichへのアップグレードを開始する日付を明らかにしていない。同社は今後数週間以内に日付は明らかになると述べているが、CESでまずそのデモが行われるのではないだろうか。
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