英国の大英図書館が米Googleと提携。同館の著作権切れ蔵書の一部である25万点のデジタル版を制作し、無料公開する。
英国の大英図書館は6月20日(現地時間)、米Googleと提携して同館の著作権切れ蔵書の一部である25万点のデジタル版を制作し、無料公開する計画を発表した。
同館が選択した資料を今後数年かけてGoogleがデジタル化し、同館のWebサイトと「Google Book Search」経由で無料公開する。将来的には欧州のデジタルライブラリであるEuropeanaでも提供を予定している。デジタル化の費用は全額Googleが負担する。
大英図書館は欧州通貨危機以降あたりから、政府による予算削減に苦しんでおり、民間企業との提携による蔵書スキャンを模索していた。大英図書は過去に別蔵書群のスキャンについてMicrosoftなどとも提携しているが、Google以外のIT企業との提携についても引き続きオープンな姿勢で臨むとしている。
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.