扶桑社は、女性向け生活情報誌「ESSE」電子版の配信を開始した。併せて、東日本大震災で被災した地域のESSE年間定期購読会員に対し、電子版の代替配送を期間限定で行う。
扶桑社は4月8日、フジテレビジョンが発行する女性向け生活情報誌「ESSE」について、4月7日に発売した5月号から電子版の配信も開始した。女性向け生活情報を扱う総合雑誌で電子版が発売されるのはこれが初。
新たな流通ルートの開発を目指す実験的取り組みとして提供を開始した電子版「ESSE」は、PCのほか、iPhoneやiPadなどで読むことができる。Fujisan.co.jp、雑誌オンライン.COMで取り扱いが始まっており、4月12日からはMAGASTOREでも配信される。純広告やタイアップ記事など一部の記事は割愛され、別冊付録なども付かないが、基本的には紙と同様の内容になっている。価格は450円。
また、東日本大震災の影響で、一部の地域で配送に関する混乱は当面続くと判断。これらの地域でもESSEの年間定期購読会員は相当数に上るため、Fujisan.co.jpの協力の下、ESSE年間定期購読会員に対し、電子版の代替配送を期間限定で行うことを決めた。
対象となるのは、居住地、またはギフト配送先が青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県などの被災地となっているESSEのESSEの年間定期購読会員で、ESSE電子版の5月号から6月7日発売のESSE7月号までの3冊が無料で購入できるギフト券が発行される。申し込みはESSEweb内の特設サイトで受け付けており、受け付け期間は5月31日まで。
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