話題の一作「全貌ウィキリークス」電子版、Voyager Storeで発売

前代未聞の内部告発組織「Wikileaks」に鋭く迫ったドキュメンタリー本「全貌ウィキリークス」が電子書籍でもリリース。理想書店で800円で販売中だ。

» 2011年02月14日 14時01分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

Wikileaksの真実に近づいたドキュメンタリー

全貌ウィキリークス

 門外不出のイラク戦争日誌や外交公電など、各国政府のトップシークレットを次々と暴露した前代未聞の内部告発組織「Wikileaks」――2010年に世界中を騒然とさせた同サイトとその組織の全容に、独Spiegel誌のトップ記者が鋭く迫ったドキュメンタリー本が電子書籍として登場した。

 同書は、早川書房から刊行された「全貌ウィキリークス」。Wikileaksの創設者であるジュリアン・アサンジ氏に密着取材を許され、Wikileaksのメディアパートナーとして活動を共にする記者が、同組織の「偉業」だけでなく、謎に包まれたシステムの意外なもろさ、アサンジ氏がひた隠す数々の「汚点」をも浮き彫りにした良質なドキュメンタリーとなっている。本作の概要は「正義のジャーナリズムか、史上最悪の情報テロか?――『全貌ウィキリークス』で読むWikileaks」で紹介している。

 同書は、紙と電子の同時発売。電子版は、ボイジャーの電子書籍モール「Voyager Store」内にある同社直営のセレクトショップ「理想書店」で販売開始された。紙の書籍は価格が1890円だが、こちらは1200円。しかも、発売から1カ月は800円で販売される。

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