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7人に1人は紙の本よりも電子書籍を購入――BookLiveの「電子書籍の利用実態調査」
BookLiveは、全国の20代〜50代の男女を対象とした「電子書籍の利用実態調査」を実施。紙の本と電子書籍の購入比率などが明らかとなった。
BookLiveは11月26日、「電子書籍の利用実態調査」の結果を発表した。対象は全国の20代〜50代の男女2189人で、調査期間は11月17日〜11月18日。
調査結果によると電子書籍の利用者は全体の27.4%で、そのうち紙の本と併用している人は91.2%。電子書籍で読まれているジャンルは、マンガ(68.0%)、小説(50.3%)、趣味・実用書(42.0%)の順に多かったが、紙の本では、小説が63.9%で最も多く、マンガは44.5%にとどまった。なお、紙の本しか読まないと答えた人は全体の57.5%に上った。
紙の本ではなく電子書籍で読む理由として高い支持を受けたのは「手軽さ」(60.9%)や「省スペース」(47.5%)、「安さ」(30.5%)など。一方で「紙の本が買えない」など、売り切れや絶版を補完するといった電子書籍の役割は、まだまだ実現できていないという事実も浮き彫りとなった。
本を購入する際の紙と電子の内訳は、「半分以上を電子書籍で購入する」という層が全体の14.5%となり、7人に1人が紙の本よりも電子書籍を多く購入していることが分かった。
その一方で、購入する本の9割以上が紙の本だという層が全体の42.8%となっており、同じ紙の本と電子書籍を併用する人たちの中でも、その割合に大きな差が生まれていることがこの調査から明らかとなった。
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