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アマゾン、「KDPアワード」を創設 初代受賞者は高城剛氏

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Kindle事業本部長の玉木一郎氏と高城剛のトークセッションより

 アマゾン ジャパンは10月29日、都内で発表会を開催。セルフパブリッシングサービス「KDP」(Kindleダイレクトパブリッシング)に「KDPアワード」を創設、その初の受賞者となる「AUTHOR OF THE YEAR 2014」に高城剛氏を選出したことを明らかにした。

 日本でKindleストアがオープンしたのは2012年10月25日、今から2年前のこと。日本語書籍タイトルは5万冊からスタートしたが、現在は約25万冊まで拡大している(このうちコミックは1.5万から9万冊)。アマゾン ジャパンのバイスプレジデントでKindle事業本部長の玉木一郎氏は、こうした2年の歩みを振り返りつつ、Amazon社内でよく用いられるという「It’s still Day 1」、つまり初心を忘れない気持ちでやっていきたいと述べた。

 AUTHOR OF THE YEAR 2014に選出された高城剛氏は、刊行されている26冊の印刷書籍と15タイトルの電子書籍の著書のうち、7タイトルをKDPで出版。中でも『白本』『黒本』は2014年のKDPベストセラーとなっている。玉木氏に選出理由を尋ねたところ、KDP著者としてみたときのトータルの売り上げ、そして、高い評価のカスタマーレビューが数多く寄せられていることがその理由だという。高城氏は、KDPで出版したことについて、「大手出版社で断られるようなものを個人で出してきたい」と話しつつ、「“自分”というコンテンツは誰もが持っている。それを恐れず書き始めるのが何よりだと思う」と会場を鼓舞した。

 また国立国会図書館所蔵し近代デジタルライブラリーで公開しているパブリックドメインの古書を電子化した「Kindleアーカイブ」を始めたことも紹介。こちらは現時点で431点ほどの作品が確認でき、いずれも100円という値付けで配信されている。

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