9.7型(1200x824ドット)のE Ink 電子ペーパーディスプレイを備えたAmazonの電子書籍専用端末「Kindle DX」がいよいよ販売終了となりそうです。
2009年に発売されたKindle DXは、Kindle Fireファミリーも含めたKindle製品群の中で最も大きな画面サイズを持つモデル。ただし日本では販売されていません。
2010年7月にはコントラストを改善したモデルへとマイナーチェンジされ、2012年に販売終了……と思わせつつ2013年には何事もなかったかのように販売が再開されるなど、大型の電子ペーパーを搭載した数少ないモデルだけに息の長いセールスとなっていました。今回はカバーケースも大幅(80%オフ)に値下げされており、いよいよそのときがやってきたのかもと思わせます。
先日行われたAmazonの決算発表でジェフ・ベゾスCEOは今年中に新タブレットを3モデルと新電子書籍リーダーを2モデル発売するとしていますが、Kindle DXの後継モデルの登場となるのでしょうか。E Ink Mobiusを採用した軽量モデルの登場を期待したいところです。
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Kindle PaperwhiteまたはKindle DXの後継モデルはE Ink Mobiusを採用するとAmazon社内の情報ソース。
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