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国立国会図書館、著作権処理が終了した図書約2万3000点をインターネット上で公開柳田國男など

国立国会図書館は、著作権処理が終了した図書約2万3000点のデジタル資料を「近代デジタルライブラリー」で公開した。

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公開された『蝸牛考』(柳田國男著)より 日本各地におけるカタツムリの呼び方を調査した方言研究の貴重な資料だ

 国立国会図書館は2月21日、著作権保護期間の満了など著作権処理が終了した図書約2万3000点のデジタル資料をインターネット上で公開した。国立国会図書館が提供するデジタル化資料の総数は約223万点、うち、インターネットで利用できるものは約45万点となった。

 膨大な蔵書の電子化(デジタル化)を進めている国立国会図書館では、それらを「国立国会図書館デジタル化資料」として閲覧できるようにしており、そのうち明治以降に刊行された図書/雑誌で著作権処理がクリアになっているものは、「近代デジタルライブラリー」としてインターネット上で閲覧できるサービスを提供している(著作権処理が完了していないものは国立国会図書館内でのみ閲覧可能)。

 今回、近代デジタルライブラリーで新たに公開されたデジタル資料約2万3000点には、著作権の保護期間が満了した柳田國男、吉川英治、室生犀星、中谷宇吉郎、正宗白鳥などの著作が含まれる。変わったところでは、1933年に発行された宝塚少女歌劇(現宝塚歌劇)の年史『宝塚少女歌劇廿年史』なども閲覧可能となっている。新規に公開された資料のリストはこちら(CSV形式)

 また、同日から、デジタル化した雑誌約2万6000点の閲覧も館内限定で可能になっている。

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