伝えたいこと、シンプルな言葉で伝えられていますか?
上司から「先日頼んだ資料だけど、どうなってる?」と聞かれて困った経験はありませんか? 求められている答えを想定して伝えたら「そんなことは聞いていない!」と余計に怒らせてしまったり――。『10秒で言いたいことをズバっと伝える できるビジネスマンは、話が短い! 伝わる話し方30分実践トレーニング』には、そんな理不尽な場面でも対応できるようになるための方法論が詰め込まれています。
著者はビジネススクールを運営し、心理カウンセラーとしても活動している桐生稔さん。新卒入社した会社で営業成績で最下位を経験するという苦汁をなめるも、その悔しさをバネにコミュニケーションスキルを高める方法などを学び全国トップの営業成績をおさめた努力の人です。
そんな桐生さんに、著書を執筆した理由や話をシンプルに伝えるためのメソッドなどのお話を聞きました。
―― 著書を書こうと思った理由を教えてください。
桐生 当スクールには年間2000人の受講生が来校されます。受講生の悩みごと第1位は「言いたいことをハッキリ主張するのが苦手」、第2位が「話している内容がまとまっておらず分かりにくいといわれる」というものであり、いずれも話し方に関するテーマです。そんな「伝え方が分からない……」「伝えているけど伝わらない……」という方に、少しでもお役に立ちたいと思い今回筆を執らせていただきました。
―― どういった人に読んでほしいですか?
桐生 よく上司に突っ込まれる方、途中で話を遮られてしまう方、言いたいことがストレートに出てこない方です。そういった方に10秒でズバっといえる話し方スキルを身につけていただきたいと思っています。
こんな方におすすめです。
―― 話をシンプルに伝えるための方法、そしてそのメリットとは?
桐生 「ノイズをカットする」ということです。日常では相手にとって不要なこと、相手が聞きたくもないことをジャンジャン連発しているケースが多々あります。本書を読めばきっと、「恐ろしいほど自分の話には無駄がある……」ということに気付けると思います。1分動画でも簡単にお伝えしますので、興味のある方はご覧ください。
―― 最後に、読者に向けて一言お願いします。
桐生 本書を読むことで、いままで上手く言えなかったことがストレートに表現できるようになります。
などと言われたことがありませんか? 自分の考えを相手に伝えるときは、いつも準備万端とは限りません。会議でコメントを求められたり、上司に報告を求められたり、自己紹介を振られたり。ほとんどのケース、それは突然やってきます。その時に、いかに的確にシンプルに相手に伝えることができるか。そのメソッドを詰め込んだのが本書です。
本書の「伝わる力」を体得すれば、上司部下の関係性、顧客とのコミュニケーションが圧倒的によくなります。ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。
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