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» 2015年08月29日 06時00分 UPDATE

3カ月風呂に入れなかった貧乏男がいきなり札束風呂に入れた理由

[新刊JP]
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 その男は45歳で彼女いない歴=年齢、着ている服はぼろぼろで風呂には3カ月も入っていないというありさまだったという。さらにコミュニケーションが苦手で自殺を考えたこともあった。

3カ月風呂に入れなかった貧乏男がいきなり札束風呂に入れた理由 3カ月風呂に入れなかった貧乏男がいきなり札束風呂に入れた理由

 ところが、それかわずかの間に驚くような成功を遂げ、「左右の腕の中に驚くばかりの美女たちを抱えながら、札束の風呂に入るような生活」を送るようになっていた。

 一体なぜそんなことが起きたのか、皆さんは想像できるだろうか?

 残念ながら、これは実話ではなく作り話である。

 だが、あまりにも極端にさえない前半部分と華やかな後半部分の間を結び付けようと、男がどのようなことをしたのか考えたのではないだろうか。

 そして、この「困難な場面」から「ハッピーな状況」につながるストーリーを想像することが、自分の人生をよりよいものにする上で重要なのだ。

 小山竜央氏は新著『ストーリー思考で奇跡が起きる』(大和書房/刊)において、人生における真の成功に必要なものは「脚本」だと述べている。それは一つ一つの小さな仕事の成功譚ではなく、もっと壮大な――自分だけではなく、子ども、孫、子孫まで世代を跨ぐようなスケールの大きい物語のシナリオである。

大きな成功を収めた学生とそうでない学生の違いとは?

 こんなデータがある。米国人ジャーナリスト、スラリー・プロトニック氏がビジネススクールの学生1500人を対象に、「今すぐ夢を追いかけるか? それとも先に経済的な安定に役立つ職業を選ぶか?」という質問をしたという。

 そこで「経済的な安定を確保してから夢を追いかける」と答えた学生が1245人だったのに対し、「今すぐ夢を追いかける」と答えた学生はわずか255人。ところが20年後、「経済的な安定を確保してから」と答えた中で大富豪になっていた人はわずか1人、一方「今すぐ」と回答した学生のうち100人が成功を収めていたという。

 人生に何を望むのかは人それぞれだが、偉業を成し遂げる人の多くは最初から「安定」など見えていないのだろう。物語は動きがなければ前進しない。だから成功者たちは絶えず変化を起こそうとしているのだ。

「リトマス法」で成功ストーリーを考える

 大きな目標を追い求めるほど、それに相応する壮大なストーリーが描かれた「脚本」が必要になる。だが、普段の生活からストーリーを作る機会はそうない。

 『ストーリー思考で奇跡が起きる』はそのためのノウハウを教えてくれる一冊だ。あなたの目標や願望は何なのか? 目標達成に至るまでのシナリオをどのように組み立てていく? 登場人物は誰? 考えるべきことはたくさんあるが、いつでも成功ストーリーを思い描ける癖を身につけることはとても大事なことだ。

 そこで登場するのが、冒頭で書いた「貧乏な男が成功を手にする」話である。こうした前半と後半の状態が劇的に変化するストーリーを描くことをシナリオライティングの世界では「リトマス法」と呼ぶ。

 前半部分と後半部分に大きなギャップを感じると、脳は物事の整合性をはかろうとして、つじつまを合わせようと思考がフル回転するようになる。

 小山氏は、この「リトマス法」を自分自身のストーリーに導入してみることをすすめる。今の自分の状況と目指すべき自分の状況を浮かべ、その結末にたどり着くようにストーリーを考えるのだ。そうすると、脳はさまざまなシグナルを発し始め、行動を促すように機能する。筋道が見えてくれば、それに沿うように行動するのみとなる。

 この「リトマス法」は自分の目標を達成するための手法の一つであり、本書にはさまざまな考え方やノウハウが詰まっている。人生の目標がなく空っぽな毎日を過ごしている人、何かしたいけれど何をしていいのか分からない人、目標はあるけれどどう行動すべきか悩んでいる人にとっては大いに力になってくれるはずだ。

(新刊JP編集部)

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