2014年のモバイルコンテンツ関連市場規模は3兆9046億円 MCF調査

スマートフォン向けデジタルコンテンツ有料配信の市場規模は1兆3026億円。電子書籍は1235億円規模としている。

[西尾泰三，eBook USER]

　モバイル・コンテンツ・フォーラム（MCF）は8月24日、2014年のモバイルコンテンツ関連市場規模に関する調査結果を発表した。デジタルコンテンツを有料配信する「モバイルコンテンツ市場」と、物販やサービス、トランザクションの3分野で構成される「モバイルコマース市場」を合わせた市場規模を3兆9046億円（対前年比130％）としている。

　同調査結果によると、2014年のモバイルコンテンツ関連市場規模は1兆4566億円（対前年比135％）。このうちスマートフォン向けの市場規模は1兆3026億円（同156％）と算出した。

2014年スマートフォン等市場の内訳（MCF発表資料より）

内訳を見るとゲーム・ソーシャルゲームのセグメントが8938億円（対前年比160％）で最大、これに動画映像配信（1318億円）、電子書籍（1235億円）と続く。音楽コンテンツは692億円規模としているが、対前年比では電子書籍、音楽コンテンツがそれぞれ181％、174％となっている

　一方、フィーチャーフォン市場は対前年比63％の1540億円で、着うたをはじめすべてのセグメントで縮小傾向が続いている。同市場の最大のセグメントはソーシャルゲームなどの364億円。

　また、物販などのモバイルコマース市場については、物販系が1兆3414億円（対前年比140％）、サービス系が8736億円（同117％）、トランザクション系が2330億円（同101％）となっている。