台本やアニメの設定資料などは手にとって見ることができるほか、作品をイメージした3種類の料理も提供している。
秋葉原のメイド喫茶「シャッツキステ」で7月17日、アニメ「ケイオスドラゴン赤竜戦役」の放送開始を記念したコラボ企画「赤竜の古資料室」がスタートした。期間は8月3日まで。
同作は、星海社のWebサイト「最前線」で2012年1月〜2014年5月にかけて連載された『レッドドラゴン』が原型となっている。TRPG――いわゆる、テーブルトークRPG(紙やペンなどを使い、ルールブックなどに従って遊ぶ対話型のロールプレイングゲーム)の手法が採られている。
フィクションマスター(FM)である三田誠さんが進行を務め、虚淵玄さん、奈須きのこさん、紅玉いづきさん、しまどりるさん、成田良悟さんの5人と対話しながら物語を作り上げていく。アニメでは、この5人が思い描いたキャラクターが登場している。
作品のイラストはしまどりるさんが手掛け、作中では「ファイナルファンタジーXII」などで作曲を担当した崎元仁さんによるBGMも流れる。百聞は一見にしかず、最前線では一部を無料で読むことができるので、アクセスして体験してみてほしい(作品自体は第六夜まで存在する)。
シャッツキステでは、そんな「レッドドラゴン」「ケイオスドラゴン」の世界を堪能できるさまざまな展示が行われている。
以下の絵は、作品のイラストを担当したしまどりるさんによるもの。テーブルと比較しても分かるようにとても大きな作品となっている。なお、こちらは星海社の代表取締役副社長の太田克史さんに贈られた個人蔵。今後、展示する機会があるか分からないものなので、ファンは必見だ。
その隣に展示されているのは、革作家・5160(岡部豪一郎)さんによる革製のドラゴン。目にはルビー、胸部にはオパールが埋め込まれ、部分的に可動式となっている。こちらは「レッドドラゴン」にも参加した作家の成田さんが購入し、所蔵している。価格はおよそ100万円とのこと。
このほかにも、手にとって楽しめるものとして、ケイオスドラゴンの台本(放送に合わせて、金曜日に放送のあった回の台本が追加される)や、アニメの設定資料集(撮影NG)、しまどりるさんによる資料集なども展示している。いずれも貴重なものだけに、無料で、しかもじっくりと眺められるのはファンにとってはたまらないだろう。
さらに、ケイオスドラゴンの世界観に合わせ「香草ごはんトカゲの肉添え」「黄爛工芸茶」「クラツヴァーリ家のTea Sweets」といった3種類のメニューを提供。いつもはクッキーの甘い香りが漂う店内だが、取材時には肉の焼ける香ばしい匂いに満たされており、記者の胃袋を直撃した。
店内では、しまどりるさんの直筆サインとシリアルナンバーが入ったプリマグラフィの予約も受け付けている。価格は5万8000円(税別)。サイズはB3で、限定30枚となっている。店内にも飾られているので、実際に見て、購入を検討できる。
会期:7月17日〜8月3日
営業時間:正午〜午後10時(ラストオーダーは午後9時半)
場所:秋葉原カルチャーカフェ 私設図書館シャッツキステ
料金:紅茶付きで30分540円(展示の閲覧は無料)
住所:東京都千代田区外神田6−5−11 長谷川ビル1階
URL:http://blog.livedoor.jp/schatz_kiste/archives/8859290.html
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.