愛ある毒舌で伝授、お金を得るための”しのはら流”心理テク

メンタル心理セラピスト、企業の広報大使、報道記者、テレビ番組MCなどさまざまな顔を持つ人気ブロガー・しのはらゆうやさんが、ブログに寄せられたさまざまな悩みに答える。

» 2015年06月06日 05時00分 公開
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しのはらゆうやさん しのはらゆうやさん

 「お金が欲しい」「幸せになりたい」。きっと誰もが抱いている願望。でも、そう簡単に実現しないのが辛いところ。

 そんな悩みに愛のある毒舌でズバリと答えるのが、メンタル心理セラピスト、企業の広報大使、報道記者、テレビ番組MCなどさまざまな顔を持つ人気ブロガー・しのはらゆうやさん。しのはらさんの初著書『しのはら流 ハッピーマネーテクニック』(ごきげんビジネス出版)では、しのはらさんのブログに寄せられた悩める人々からの質問に答えたものがまとめられています。

 質問は全部で10問。「相手に好印象を残すおすすめの方法はありますか?」「口下手は成功しない?」「ブログで稼げるの?」などの質問に、時には厳しく、時には愛情を込めて、しのはらさんが答えていきます。

 そんなしのはらさんに、同書の思いや、内容にまつわる重要なキーワード、記憶に残っている本などのお話を伺いました。

「愛情たっぷりな毒舌」で話すことで、読者の息抜きになりたい

『しのはら流 ハッピーマネーテクニック』(しのはらゆうや) 『しのはら流 ハッピーマネーテクニック』(しのはらゆうや)

―― この本は、しのはらさんにとってどんな本ですか?

しのはら 「本屋さんが近くにない離島や島国の方にもハッピーを届けたい、一人でも多くの方に笑顔と実践的な学びを届けたい」との思いを込めて執筆しました。

 これまでに全国たくさんの方と知り合っていますが、年齢的にも盛り上がる話は、家庭や子育て、ビジネス、起業そして抜け毛と薄毛(笑)。特に、ビジネスや起業の話となるとやはりスキルアップや情報交換といった人を介するものがメイン。

 セミナーの終了後に行われる講師との親睦会は絶好の情報収集のチャンス、DVDや本での学習にはない魅力です。「ノウハウなどは本で学べる、だけどそこにはない生きたフレッシュな実践的な最新の情報や講師自らの体験談を聞きたい」と願う方は多くいらっしゃいます。しかし、離島に住んでいたり会社や立場の都合上で実際に参加できない方もいます。

 そこで今回、僕の売りである「愛のある毒舌」で、現代に即した飾りっ気なしのテクニックを読者の皆さまにお届けしたいと思いました。

―― しのはらさんがこの本のキーワードだと考えるものを3つ挙げていただけますか?

しのはら 「ポジティブ」「マネー」「毒舌」です。

 特に同年代の30代は、ストレスやパワハラやモラハラが原因によるうつ病の患者が増加している傾向にあります。現に、僕の周りの友人たちも独身ならまだしも、家族を持ち幸せな家庭を持つ友人ほどうつ病を抱える方が多いのです。飲みに行っても精神傷害保険や社会復帰、精神科、心療内科など楽しい酒のはずなのにメンタルに関する話が多くなることも。

 そこで、ビジネスや日常生活に役立てることを話題にしながら、気晴らしになれる、ポジティブになれることをお話したいなと思い、一番取っ付きやすく永遠の課題であるお金を、「愛情たっぷりな毒舌」でお話しすることで読者の皆さまの息抜きになりたいと考えました。

役職が上がるほど、人間性が重要になる

―― メンタル心理セラピストとして本書ではさまざまな質問に回答していますが、最も回答に時間を掛けた(=悩んだ)のは?

しのはら 「第一章 強運と恋の心理学の落とし穴 質問2.やっぱりイケメンは得するのですか」の項目です。

 老若男女多くの方にいただく質問です。(僕からしたら羨ましい悩みですが)イケメン・イケジョで悩む方がいらっしゃることも事実。しかし、いくら毒舌といっても同じ「ビジュアル」の悩みで両極端の属性で分かれてしまうこの悩みに下手なことを言ってしまうと完全な人権差別になるわけです。

 どうしたものか悩みましたが、結果的に、はっきりとした答えを出すことは極力控え「イケメンは得」という展開にしつつも、「人」と「印象」の重要性について書籍の内容につながるように回答させていただきました。いくら見かけがよくても結局は中身。役職が上がれば上がるほど、責任ある立場になればなるほど「人間力」が重要であると痛烈に思います。

―― しのはらさんの記憶に残っている印象的な一冊の本を教えていただけますか。

しのはら 精神科医で心理学者のヴィクトール・E・フランクル著『夜と霧』です。心理セラピストの勉強中、ドイツ出身の担当教授が僕にプレゼントしてくれました。

 戦後に生まれ「平和に生きる精神患者」への精神分析理論を学んでいた当時の僕にとってはとても衝撃的でした。著者は、第二次世界大戦中ナチスドイツ下のアウシュビッツ強制収容所に送られた実体験を基にこれを書いています。人権を剥奪され、極限状態で生き残った体験で記されたこの書籍は、こころの問題を扱う心理セラピストにとって大変役に立つ内容でした。

 現代のストレス社会、その当事者しか分からない心労や悩みは、当事者にとってみれば「自己の強制収容所」そのものです。われわれセラピストという対人援助職に携わる者がいくら真剣に悩みを聞いていても、その方の心の中までは分からないものです。「苦労していない人間に人のつらさは分からない」とよく言われます。

 とはいえ、「夜と霧」は、ほんの一握りでも当事者の方のこころの闇や構造についての理解を深めることができ、そして対人援助職者のスキルアップにつながる一冊となりました。

―― 読者に向けて一言お願いします。

しのはら あなたの「夢や欲望」をかなえる、「金と名誉とご縁」を手に入れるテクニックをあなただけにお伝えします!

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