「老活」「終活」を考える僕らの世代にこそ、電子書籍はぴったり 神谷明の“I Love ebook”宣言(4/4 ページ)

» 2015年06月06日 07時00分 公開
[出版デジタル機構]
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神谷さんのオススメ電子書籍

1.流星ワゴン

流星ワゴン
重松清(著)/講談社

重松清さんの本は、ハードカバーの新刊を買うくらいずっと読んでいます。でも『流星ワゴン』はあまりにみんなが面白い面白いとわあわあ言うので、手を出せずにいたのですが、ドラマをちらっと見たら面白そうだったので、電子版を買ってみました。ドラマとの違いを見比べながら読むのが面白くて、何度も読み返しています。


38歳、秋。ある日、僕と同い歳の父親に出逢った――。僕らは、友達になれるだろうか?

2.島倉千代子という人生

島倉千代子という人生
田勢康弘(著)/新潮社

彼女の生き方そのものを描いた本です。著者が晩年の島倉さんに密着して取材し、僕らが表面上では知り得なかったエピソードをふんだんに書いています。彼女がなぜ歌手になったのか、美空ひばりさんと比較されることの苦悩と、自分の道の見つけ方など、報道や噂とはまったく違う島倉さんの内面が描かれていて、彼女が生きているうちに読みたかったですね。


可憐な少女歌手は、日本の戦後史と寄り添うように、波乱の人生を生きてきた……。数々の大ヒット曲とともに、緻密な取材と長時間インタビューで、その知られざる素顔に迫った本格ノンフィクション。

3.津軽

津軽
太宰治(著)/グーテンベルク21

Kindle版が無料だったので、ダウンロードして読み返しました。『津軽』は、自分の生まれ故郷に行って、自分を育ててくれた女性に会いに行くという内容です。僕が研究生の頃『舌切り雀』をやったときに、雀のお宿に行ったおじいさんが、やかましい奥さんから離れて心の平安を得て、「そこにその人といるだけでよかった」いう場面があるのですが、『津軽』にも同じような表現があって感動した記憶があります。


こな雪、つぶ雪、わた雪、みず雪、かた雪、ざらめ雪、こおり雪……故郷津軽を思う太宰治

4.ドロンちび丸 第1巻

ドロンちび丸 第1巻
杉浦茂(著)/elefrog

僕が小学生のころから読んでいた漫画です。大手無茶の助とか、コロッケ五円の助とか、くだらない登場人物が出てきて、破天荒で面白いんです。1巻が無料だったので、思わず買ってしまいました。自分の机の引き出しから、宝物を見つけたような気持ちになりました。


手塚治虫をして「到底まねできない」と言わしめ、赤塚不二夫をはじめ多くの漫画家に影響を与えた伝説の漫画家、杉浦茂の全集がついに電子書籍化。

5.CAPA

CAPA
CAPA編集部(編)/学研

カメラが好きなので、写真雑誌はよく買います。プロの撮ったものから読者の投稿写真まで、たくさんいい写真が掲載されているのがいいですね。写真は、撮ることでも上手くなりますが、上手い人の作品を見るのも上達のコツです。写真雑誌は分厚いのですが、電子版なら気軽に手元に置いておけます。


デジタル一眼カメラや交換レンズ、周辺機材の最新情報が満載。豊富な作例とわかりやすいハード記事で、多くの一眼カメラファンの支持を集める。撮影テクニック記事やプロ写真家の作品紹介、充実したフォトコンテスト記事も人気。

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