誰でもマンガ編集者になれる? ブクリパの新機能

プロの漫画家がネームを公開し、読者投票によって電子書籍化する作品を決める「トキワ荘プロジェクト」が公開された。

» 2015年06月03日 18時34分 公開
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 BookRepublicは6月3日、漫画家が公開したネームにユーザーが投票し、電子書籍化する作品を決める新機能「トキワ荘プロジェクト」を公開した。

Photo トキワ荘プロジェクト

 同機能は、ユーザーからの得票数が一定数(現在は100票)を超えた作品を電子書籍化し、Amazon Kindleストアや楽天Kobo電子書籍ストアなどで販売するというもの。ユーザーは応援者として気に入った作品を登録でき、レビューを書いたり、電子書籍として出版された場合にはその作品を手に入れることもできる(コメントや投票した場合のみ)。

 現在、ネームの公開は商業雑誌などに掲載された経験のあるプロの漫画家に限定されており、参加者を募集している。2016年1月からは一般参加も可能となる見込み。印税は、12月31日までに電子書籍化が決定した場合は売り上げの90%、それ以降は60%となっている。

 公開時の参加者は、6月から『月刊ヤングマガジン』て『中間管理録トネガワ』を連載開始予定(作画担当)の橋本智広さん、『ワーキングデッド〜ブラック社員との付き合い方』のイラストをはじめ、雑誌を中心にテレビなどでも活躍する漫画家・イラストレーターの福島モンタさん、講談社の第18回MANGA OPENでさだやす圭賞を受賞し、『週刊モーニング』の『もう、俺ハエでいいや』でデビューした大ハシ正ヤさん、6月からマンガボックスで『KOK』を連載予定のみずほ大さんの4人。

PhotoPhoto 公開ネームの一部
PhotoPhoto 公開ネームの一部

 なお、現状では「トキワ荘プロジェクト」と名付けているが、同名の団体が存在することもあり変更を予定しているという。

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