戦後の昭和日本を沸かせた話題作『少年ケニヤ』がeBookJapanで復活

1976年にサンケイ新聞出版局から刊行されたサンケイジュニアブックス版『少年ケニヤ』を底本にした全10巻と、『漫画版 少年ケニヤ』の全8巻を配信している。

» 2015年04月29日 05時00分 公開
[eBook USER]
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 イーブックイニシアティブジャパンは4月28日、同社の電子書店「eBookJapan」で『少年ケニヤ』の配信を開始した。

少年ケニヤ 少年ケニヤ

 「少年ケニヤ」は、第二次世界大戦中に、父と離れ離れになってしまった少年・ワタルがジャングルを冒険するという、絵物語作家の山川惣治さんによる少年向け作品。1951年10月〜1955年10月に掛けて産業経済新聞(現:産経新聞)で連載され、「ケニヤ新聞」と呼ばれるほど爆発的な人気を博した。

PhotoPhoto 絵物語版

 1953年には日比谷公会堂で連載500回を記念した「少年ケニヤ大会」が開催、1954年には映画『少年ケニヤ』が大映配給で公開、1961年にはNET(現:テレビ朝日系)でテレビ放映されるなどしている。

 eBookJapanで配信を開始したのは、1976年にサンケイ新聞出版局から刊行された、サンケイジュニアブックス版『少年ケニヤ』を底本にした全10巻と、1961年に『少年サンデー』(小学館)で連載された『漫画版 少年ケニヤ』(原作:山川惣治、作画: 石川球太)全8巻。価格は全て300円(税別)だ。

PhotoPhotoPhoto 漫画版

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.