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» 2015年04月28日 09時00分 UPDATE

電子書店完全ガイド:Amazon「Kindleストア」を徹底解剖する (1/4)

eBook USERがお届けする国内主要電子書店の徹底レビュー。完全ガイド2015年の第2回目はAmazonの「Kindleストア」を紹介する。

[鷹野 凌,eBook USER]

 書店で紙の本を買うのと異なり、電子書籍はサービスなので、どこの電子書店を利用するかによってその後の読書体験が大きく異なります。

 「電子書店完全ガイド」は、国内主要電子書店を「ラインアップ」「探しやすさ」「買いやすさ」「保管しやすさ」「読みやすさ」の5項目について徹底解説します。

 2015年の第2回目は、Amazonの「Kindleストア」です。2012年のレビューはこちら2013年のレビューはこちらです。

Kindleストア Kindleストア

ココが「○」
・新刊本や古本と同じ土俵で比較できる
・本が探しやすく予約にも対応
・セールが多い
ココが「×」
・新規会員登録が住所まで必須で面倒
・ライブラリ(本棚)整理機能が弱い
・携帯キャリア決済や電子マネー決済に非対応

本特集でのレビュー要素

  1. ラインアップ
  2. 本の探しやすさ
  3. 買いやすさ・保管しやすさ
  4. 読みやすさ・総括


ラインアップ

 Kindleストアの総配信数は367万2072点(2015年4月11日時点)。このうち、洋書、端末、アクセサリを除いた「Kindle本」の配信数は30万9608点。この数字は平均的な電子書店より若干多めですが、Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)で出版された作品が相当数含まれています。

 前回のレビューと同じ手順で出版社一覧と配信書籍数を確認すると356社、18万1112点で、平均的な電子書店とあまり変わらない水準であることが分かります。つまり、ボーンデジタル作品や洋書まで含めた幅広いラインアップを取り揃えているという意味においては、頭一つ抜けている(☆+0.5)と評価できるでしょう。

 ジャンル別の配信数は以下のとおりです。前回調査(2013年11月20日時点)の数字(日本語書籍のみ)と比較しておきます。「コミック」「文学・評論」の増加が著しく、「人文・思想」「ラノベ・BL」「アダルト」の伸びも目立ちます。

 また、雑誌カテゴリがないため分かりづらいですが、キーワード「雑誌」で検索すると6568点あり、電子雑誌も以前と比べると格段に充実してきたことが分かります。ラインアップの死角はなくなったと言っていいでしょう。

カテゴリ 2013年11月20日時点 2015年4月11日時点 増加数
文学・評論 39554 65442 25888
人文・ 思想 8663 19786 11123
社会・政治 4393 9868 5475
ノンフィクション 1279 2847 1568
歴史・地理 3068 8670 5602
ビジネス・経済 5668 12863 7195
投資・金融・会社経営 1722 3852 2130
科学・テクノロジー 4418 9784 5366
医学・薬学 1014 2409 1395
コンピュータ・IT 1848 4374 2526
アート・建築・デザイン 1300 3736 2436
趣味・実用 4856 10443 5587
スポーツ・アウトドア 758 3084 2326
資格・検定・就職 315 712 397
暮らし・健康・子育て 5569 10441 4872
旅行ガイド・マップ 951 3083 2132
語学・辞事典・年鑑 675 2219 1544
教育・学参・受験 1417 3633 2216
絵本・児童書 1380 3445 2065
コミック 56767 106700 49933
ラノベ・BL 13306 26981 13675
タレント写真集 5767 7581 1814
エンターテイメント 1328 2505 1177
楽譜・スコア・音楽書 258 479 221
アダルト 8587 19052 10465
Kindle洋書 2207417 3300395 1092978

 また、Amazonで紙の本を検索すると865万2203点がラインアップ(ただし在庫がない可能性もある)されており、電子版がない場合でも紙の本を選べるというハイブリッド型の総合書店になっています(☆+0.5)。

評点:☆4.0

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