著作権の保護期間が切れている名作『風と共に去りぬ』の新訳を新潮社と岩波書店がそれぞれ刊行することなどが話題に。
双葉社が2月に発売したコミックス『orange』4巻がこのほど3万部(5刷)を重版して、1〜4巻で累計152万部となった。
同コミックスは『月刊アクション』で連載中、長野・松本市を舞台にした青春SFラブストーリー。女子高生を中心にファンが激増し、海外からも出版オファーが相次いでいる。著者の高野苺氏も松本市在住。
双葉社では「店頭飾付けコンクール」を実施。文教堂八橋店、廣文館ゆめタウンみゆき店、平安堂長野店、TSUTAYA南松本店、興文堂平田店が優秀賞を受賞した。5巻は今秋から冬にかけて発売される予定。
飾付けコンクールの結果はこちらから。
マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』の新訳が、ほぼ時を同じくして新潮社と岩波書店から刊行される。著作権が切れたのが2009年ごろで、出版時期が偶然重なった。
新潮社版の新訳は鴻巣友季子氏が手がけた。その特徴は「女性の会話やモノローグは徹底して女性らしく」していること。すでに1、2巻は3月26日に発売し、以降4月末から1巻ずつ刊行する。
一方、荒このみ氏を訳者に据えた岩波書店は、全6巻で4月16日から刊行を開始。アメリカ文学、またアフリカンアメリカン研究の専門家である荒氏による訳文、注、各巻の解説が“売り”だ。2巻は6月、3巻は9月、以降は隔月で刊行し2016年3月に完結する。
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