“2.5次元”の表現力――ポケモンの原画も担当するマンガ家・斉藤むねおの新境地

斉藤むねおさんは、トキワ荘プロジェクトの「MANZEMI講座」でも講師として活躍している。

» 2015年04月14日 12時17分 公開
[宮澤諒eBook USER]
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 2次元の世界に行きたい。それはマンガ・アニメ好きの間では永遠の夢であり、また叶うことのない願いでもある。

 こちらから2次元の世界に行くことは、現在の科学技術では残念ながら不可能だ。ならばいっそ、2次元の世界の住人にこちらの世界に来てもらうことはできないだろうか。

 “2.5次元”でマンガをつくる。そんな夢のある取り組みをしているのが、マンガ家の斉藤むねおさんだ。斉藤さんはマンガ家であるとともに、「ポケットモンスター」の公式デザイナーの一人としても知られる。

 2.5次元とは一体何なのか。百聞は一見に如かず、文章で説明するより斉藤さんがTwitter(@muneondo)に投稿した画像をまず見ていただこう。

 躍動感あふれるこの画像。彼女たちは紙に描かれたイラストであるとともに、立体感を伴ってそこに存在している。どうやって作られているのかというと。

 斉藤さんは、トキワ荘プロジェクトによるマンガの世界で活躍したい人のためのマンガ講座「MANZEMI講座」でも講師として活躍中。2.5次元で登場している女の子たちは、その講座内で使われたキャラクターたちとのこと。

 Twitterでは、日々、描写の改善を施している様子。斉藤さんのブログ「あとりえパラドックス3号店/斉藤まんがラボ」では、より詳しく制作についてまとめられているので、興味が沸いた人はぜひ読んでみてほしい。

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