「電子書店パピレス」を徹底解剖する：電子書店完全ガイド（2/4 ページ）
探しやすさ
続いて、探しやすさの検証です。パピレスで本を探す方法には、PC WebとモバイルWeb（URLはPCと同じ）、Androidアプリ内ストアがあります。iOSは、アプリ内ストアには非対応です。
PC Webから探す場合
キーワード検索は、サジェスト機能に対応していません（☆-0.5）。上部のプルダウンから、［ジャンル］と［端末］での絞り込みができます。キーワード検索では出版社、レーベル、著者、価格帯などの絞り込みができません。
検索結果は、初期状態の［詳細リスト］表示だと1ページに20件、［表紙リスト］表示に切り替えると50件表示されます。上部のプルダウンから［新刊順］［人気順］［安い順］［レビュー評価順］［五十音順］で並べ替えられます。
読みたい作品が決まっておらず「何か面白い本はないかな？」と探す場合は、上部タブから［小説］［趣味］などのジャンルトップページや、左カラムの詳細ジャンル、著者一覧、レーベル名一覧、シリーズ一覧、出版社一覧、話題のキーワード、右カラムのランキングなどから絞り込んでいきます。
作品詳細画面の書誌情報は、書影・タイトル・シリーズ・著者名・原作者・イラスト・出版社・レーベル名・ジャンル・内容紹介文・対応端末・価格・レビュー・評価点などです。配信日・ページ数・ファイルサイズなどの情報は表示されず、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といったレコメンド機能もありません。
［￥0 サンプル］をクリックすると、MEDUSA形式の場合はブラウザビューワが開き、その場ですぐ立ち読みができます。オーディオブックや「絵ノベル」にもサンプルは用意されています。XMDF形式だけを配信している作品の場合は、［￥0 サンプル］をクリックするとサンプルファイルがダウンロードされるので、「ブンコビューワ（XMDFビューワアプリ・Windows版のみ）」などで閲覧する形になります。.book形式だけを配信している作品のサンプルは、ブラウザプラグインの「T-Time Plug」で閲覧する形となります。
モバイルWebから探す場合
モバイルWebの機能や情報はPC Webとほぼ同じですが、キーワード検索の入力欄が画面最下部にあるなど、メニューがモバイル向けのレイアウトになっています。また、ジャンルトップページは「フロア」という名称で、PC Webより多めに用意されています。なお、XMDF形式または.book形式だけで配信されている作品は、モバイルWebには表示されない仕様になっているようです。
Androidアプリから探す場合
Androidアプリ内ストアは、モバイルWebの機能や情報と同じ（恐らくWebViewで同じサイトを表示している）ですが、こちらはキーワード検索の入力欄が画面上部に常時表示されています。下部にはアプリのメニューアイコンが表示されており、モバイルWebより可視領域が若干狭いです。ただ、下へスクロールすると、メニューアイコンが隠れる形になっています。
その他
ソーシャルメディアの公式アカウントはTwitter、Facebookにありますが、情報発信頻度は並で、ユーザーとの交流もほぼありません。配信予定作品の情報は、NHKテキストなど一部のみ公開されています。
評点：☆2.5
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