第9回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門が発表、大賞は該当作なし

深波刹那さんの『朧月夜のしらべ』が優秀賞と読者賞をW受賞した。

» 2015年03月30日 11時00分 公開
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ライトノベル大賞ルルル文庫部門が決定 ライトノベル大賞ルルル文庫部門が決定

 小学館は3月26日、第9回「小学館ライトノベル大賞」のルルル文庫部門入賞者を発表。平安時代を舞台とした甘く切ないラブストーリー『朧月夜のしらべ』(深波刹那)が優秀賞と読者賞をW受賞した。なお大賞、ルルル賞、奨励賞の該当作は出なかった。

 ルルル文庫は、2007年5月に創刊した少女向けライトノベルレーベル。同時創刊した少年向けライトノベルレーベル「ガガガ文庫」と合わせ、2006年に小学館ライトノベル大賞を創設して新たな才能の発掘に力を入れている。

 ルルル文庫部門では「ロマンチック」「ドラマチック」「ファンタジック」な恋愛メインのエンターテインメント小説を募集。対象読者は中高生で、商業的に未発表作品かつBL作品は不可としている。希望者には応募作品の講評シートを送付し、最終締め切り前であれば改稿も可能だ。

 二次選考を通過したのは受賞作のほか『贈り物姫の初恋 〜王子様は豚野郎!?〜(紅草宙星)』『妖精の森のティアラ(秋村弥子)』『アドニスの禁断(藤乃ゆい)』『Jewel Confiserie(成瀬かんな)』の4作品。過去には『珠華繚乱』(宇津田晴、第1回)、『横柄巫女と宰相陛下』(鮎川はぎの、第2回)などが受賞している。

 深波さんには賞金として50万円が贈られる。

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