第7回「伊丹十三賞」に、スイッチ・パブリッシング代表の新井敏記

10代から自主制作で雑誌を作り始め、出版社を設立し、その後30年にわたって雑誌や書籍の販売を維持発展させてきた経営、編集手腕が選出理由として挙げられている。

» 2015年03月25日 14時14分 公開
[宮澤諒eBook USER]

 3月25日、第7回「伊丹十三賞」の受賞者が発表。スイッチ・パブリッシング代表取締役社長で、編集者/ノンフィクション作家の新井敏記さんが選出された。

 同賞は、デザイナー、イラストレーター、俳優、エッセイスト、テレビマンなどさまざまな分野で活躍した伊丹十三の偉業を記念して、財団法人 ITM 伊丹記念財団(現、公益財団法人 ITM 伊丹記念財団)が2008年に創設した賞。受賞の対象となるのは、伊丹十三が才能を発揮した分野において優秀な実績をあげた人たちで、これまでに、糸井重里、タモリ、内田樹、森本千絵、池上彰、リリー・フランキーが同賞を受賞している。

 新井さんは、雑誌『SWITCH(スイッチ)』(1985年)、『Coyote(コヨーテ)』(2004年)、『MONKEY(モンキー)』(2013年)を創刊。主な著書に、『モンタナ急行の乗客』(新潮社)、『池澤夏樹 アジアの感情』(スイッチ・パブリッシング)、『鏡の荒野』(スイッチ・パブリッシング)など。伊丹十三賞選考委員会は選出理由として、10代から自主制作で雑誌を作り始め、出版社を設立し、その後30年にわたって雑誌や書籍の販売を維持発展させてきた経営、編集手腕を挙げた。

 贈呈式は4月23日午後6時から、東京・六本木の国際文化会館にて。新井さんには正賞の賞状と、副賞として賞金100万円が贈られる。

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