小学館の新レーベル「P+D BOOKS」、入手困難な昭和の名作をペーパーバックと電子版で発売

第1弾は『サド復活』(澁澤龍彦)、『剣ヶ崎・白い罌粟』(立原正秋)など16作品。

» 2015年03月16日 18時00分 公開
[宮澤諒eBook USER]
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 小学館は5月25日、入手困難な昭和の名作を発売する新たなレーベル「P+D BOOKS(ピープラスディーブックス)」を創刊する。レーベル名の「P+D」は「ペーパーバック&デジタル」を表しており、B6判のペーパーバックと電子書籍を同時発売していく。

 初回ラインアップは、『サド復活』(澁澤龍彦)、『剣ヶ崎・白い罌粟』(立原正秋)、『鳳仙花』(中上健次)など16作品で、そのほとんどが絶版、初の電子化作品。予価は、ペーパーバック・電子書籍ともに390円〜650円(税別)。第2弾は7月下旬を予定しており、10冊程度を発売するという。その後は月に6冊〜7冊を発売していく予定。

5月25日発売のラインアップ
タイトル 作者 備考
山中鹿之助 松本清張 初の単行本化&電子化
サド復活 澁澤龍彦 絶版、初電子化
親鸞 第1巻 丹羽文雄 絶版、初電子化
魔界水滸伝1、魔界水滸伝2 栗本薫 絶版、初電子化
剣ヶ崎・白い罌粟 立原正秋 絶版
鳳仙花 中上健次 絶版、初電子化
秋夜 水上勉 絶版、初電子化
居酒屋兆治 山口瞳 絶版、初電子化
焔の中 吉行淳之介 絶版、初電子化
どくとるマンボウ追想記 北杜夫 絶版、初電子化
おバカさん 遠藤周作 絶版、初電子化
天を突く石像 笹沢左保 絶版、初電子化
小説 葛飾北斎 小島政二郎 絶版、初電子化
一歩の距離:小説予科練 城山三郎 絶版、初電子化
浮き世に言い忘れたこと 三遊亭圓生 絶版、初電子化

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