紀伊國屋書店のスタッフが勧める本ベスト30「キノベス!2015」が発表

全国の紀伊國屋書店の店舗では、2月6日から「キノベス!2015」フェアが開催される。

» 2015年01月27日 11時00分 公開
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 紀伊國屋書店は1月26日、紀伊國屋書店のスタッフがお勧めする本ベスト30「キノベス!2015」を発表した。1位には早川書房の『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(著:佐々涼子)が輝いた。

 キノベス!2015は、過去1年間に出版された新刊が対象(文庫化タイトルを除く)。9名の選考委員が、全スタッフから公募した推薦コメントを熟読し、自信を持って勧めるベスト30を決定した。ベスト30の詳細は以下の通り。

キノベス!2015

1位:『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(佐々涼子、早川書房)

2位:『殺人犯はそこにいる−隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(清水潔、新潮社)

3位:『鹿の王  上・下』(上橋菜穂子、KADOKAWA)

4位:『サラバ! 上・下』(西加奈子、小学館)

5位:『帰ってきたヒトラー 上・下』(ティムール・ヴェルメシュ/森内薫(訳)、河出書房新社)

6位:『マップス』(アレクサンドラ・ミジェリンスカ ダニエル・ミジェリンスキ、徳間書店)

7位:『れもん、よむもん!』 (はるな檸檬、新潮社)

8位:『窓から逃げた100歳老人』(ヨナス・ヨナソン/柳瀬尚紀(訳)、西村書店)

8位:『殺人出産』(村田沙耶香、講談社)

10位:『あしたから出版社』(島田潤一郎、晶文社)

11位:『嫌われる勇気』(岸見一郎・古賀史健、ダイヤモンド社)

12位:『うみの100かいだてのいえ』(岩井俊雄、偕成社)

13位:『手のひらの音符』(藤岡陽子、新潮社)

14位:『だから日本はズレている』(古市憲寿、新潮社)

15位:『愛なんて嘘』(白石一文、新潮社)

15位:『じつはよるのほんだなは』(澤野秋文、講談社)

17位:『明日の子供たち』(有川浩、幻冬舎)

18位:『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』(木下古栗、講談社)

18位:『ペナンブラ氏の24時間書店』(ロビン・スローン/島村浩子(訳)、東京創元社)

20位:『謝るなら、いつでもおいで』(川名壮志、集英社)

21位:『狂喜の読み屋』(都甲幸治、共和国)

22位:『街の人生』(岸政彦、勁草書房)

23位:『浮浪児1945−戦争が生んだ子供たち』(石井光太、新潮社)

23位:『ゼロ・トゥ・ワン』(ピーター・ティール  with ブレイク・マスターズ/関 美和(訳)NHK出版)

23位:『セクシー女優ちゃんギリギリモザイク』(峰なゆか、双葉社)

23位:『さよなら神様』(麻耶雄嵩、文藝春秋)

27位:『ハケンアニメ!』(辻村深月、マガジンハウス)

28位:『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(ジェーン・スー、幻冬舎)

28位:『エヴリシング・フロウズ』(津村記久子、文藝春秋)

30位:『星を賣る店』(クラフト・エヴィング商會、平凡社)

30位:『なぜ時代劇は滅びるのか』(春日太一、新潮社)


 なお紀伊國屋書店では、2月6日から全国の店舗で「キノベス!2015」フェアを一斉開催。スタッフによる各作品のコメントに加え、海外にある26店舗の現地レポートを掲載した小冊子を店頭で配布する。

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