レビュー
» 2015年01月23日 14時00分 UPDATE

Kindle ピンポイントレビュー:進化 or 退化? Kindle Voyageのページめくりボタン

11月4日に発売された、Kindleシリーズのハイエンドモデル「Kindle Voyage」。その特徴をピンポイントでピックアップして、動画や写真を使って紹介していく。

[宮澤諒,eBook USER]

 Amazonが2014年に発売を開始した電子書籍リーダー「Kindle Voyage」、その特徴を、画像や動画で紹介するこのコーナー。今回は、Kindleシリーズで久々に復活したページめくりボタンについて見ていく。

 タッチスクリーンを採用した「Kindle Touch」の登場以降、ページめくりは画面のタップまたはスライドによって行われていた。なぜまたボタンを設置することになったのだろうか。

ボタンは感圧式

 Kindle Voyageのページめくりボタンは、本体左右のべゼル部分に存在する。ボタンといっても触って分かるような物理ボタンではなく、感圧式となっており、べゼル部分の任意の場所を押す(感覚的には押し込む)ことで動作する。

rmfigkv10.jpg ボタンは「i」の形で、丸が「戻る」、棒状の部分が「進む」ボタンとなっている

 ボタンを押しこむと、本体が振動してページをめくったことが分かる仕組みになっている。振動の強さは弱・中・強と3段階用意されており、機能をオフにすることも可能。強であっても振動は微々たるもので、弱にすると振動はほとんど感じられない(デフォルトでは中に設定されている)。これは読書の妨げにならないよう、意図して設計されているらしい。

 操作の際に注意すべき点としては、ゆっくりと押し込むと反応しないことがあるため、タップするのと同じような感覚で押す必要があること(感度は弱・中・強の3段階で変更可能、デフォルトでは中に設定されている)。

 そしてもう一つは、左右にそれぞれ「進む」「戻る」機能のボタンが付いているため、普段の感覚で操作していると戻ろうとしてページを進めてしまうといった操作ミスが生じる恐れがあることだ。記者もいまだに慣れることができていない。片方だけ機能をオフにできるなど、カスタマイズできるとさらによいのだが。

rmfigkv1.jpg 右上の「三」アイコンから設定を開き、「読書オプション」をタップ
rmfigkv2.jpg ページめくり機能のオン/オフ、振動の強さ、ボタンの感度などが変更できる

rmfigkv3.jpg 振動の強さは弱・中・強の3段階で機能のオフも可能
rmfigkv4.jpg ボタンの感度も弱・中・強の3段階


片手での読書が可能に

 逆に、ボタン式であることのメリットは片手でページめくりの操作ができることだ。静電容量式では不可能な、ボタンに指を置いたまま読書することもできる。通勤・通学の電車などで、片手で吊り革を握ったままの状態であっても簡単に読書が可能で、この点では紙の本に勝っているといえるだろう。紙の本を片手で読むには結構コツがいる。

 またKindle Voyageは、約180グラムという本体の軽さも特徴的だ。同シリーズのKindle Paperwhiteは約206グラム、コミックであれば『進撃の巨人』第1巻が136グラム、『宇宙兄弟』第1巻が202グラム、文庫であれば『きりぎりす』が196グラムだ。どれくらいの軽さか分かってもらえると思う。

rmfigkv6.jpg Kindle Voyage 179グラム
rmfigkv7.jpg 『進撃の巨人』第1巻 136グラム(192ページ)

rmfigkv8.jpg 『宇宙兄弟』第1巻 202グラム(224 ページ)
rmfigkv9.jpg 太宰治の短編集『きりぎりす』 196グラム(366ページ)

rmfigkv11.jpg サイズ感は文庫本と同じくらい
rmfigkv12.jpg もちろんKindle Voyageの方が薄い

動画でチェック

 最後に、実際にボタンを使って操作しているところを動画にしてみた。進む→戻るの順で操作し、最後は連続で進むを押した場合の反応も撮影した。ボタン機能そのものは退化といえるのかもしれないが、本体の軽量化により片手で持つことが容易となったKindle Voyageでは、進化といっても良いのかもしれない。

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