書籍の構成要素が丸わかり 日本語Kindle書籍で「X-Ray」が利用可能にまずは『三国志』など約1500冊で

「人物」「トピック」「画像」の3つのカテゴリから、人物紹介を表示したり、該当ページにジャンプするといったことなどが可能に。

» 2014年12月12日 15時00分 公開
[宮澤諒,eBook USER]

 アマゾンジャパンは12月12日、発売中の日本語のKindle書籍に対して「X-Ray」の提供を開始すると発表した。上部メニューの「X-Ray」をタップすることで利用できる。

 X-Rayは、電子書籍内の画像や人物紹介といった情報を一覧で表示できるAmazon独自の機能。カテゴリは「人物」「トピック」「画像」の3つに分けられており、例えば、ある人物が書籍内のどのページに掲載されているかをバーで表示したり、画像カテゴリから任意の画像が掲載されているページにジャンプするといったこともできる。人物とトピックの説明文は、Wikipediaから引用されている。

トピック トピック
画像 画像

人物 人物
人物の詳細。登場ページがバーで表示される 人物の詳細。登場ページがバーで表示される


 X-Rayの人物とトピックは、国内で発売されているすべてのKindle 電子書籍リーダーや、Fireタブレットシリーズのほか、iOS/Android端末向けに配信している最新版のKindleアプリで利用できる。ただし画像は、2013年発売以降のKindle 電子書籍リーダーとFireタブレットシリーズ、Android端末向けの最新版のKindleアプリのみに対応している。


iOS版 Kindleアプリで『東京の風俗』をX-Rayを使って表示した

 現在X-Rayに対応しているのは、英語書籍約1万5000冊、日本語書籍約1500冊。今後も人気作品を中心に順次対応させていくとしている。

(出典:『東京の風俗』)

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