インタビュー
» 2014年11月20日 10時50分 UPDATE

スプーンを使ったカンタン目の疲れケア方法とは

スグにできる目のケア方法を、目の治療にたずさわる二人が明かす。

[新刊JP]
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 PCを使った仕事が続くと必然的に疲れてくる「目」。一度疲れてしまうと、なかなか取れるものではありません。何か手軽にできるようなケア方法はないのでしょうか。

 そこで、今回は『目はスプーン1本でよくなる!』(今野清志/著、森岡清史/監修、マキノ出版/刊)でタッグを組んだ、今野式視力改善法を提唱する今野清志さんと、吉祥寺森岡眼科院長の森岡清史さんにお話をうかがいました。スグにできる目のケア方法とは果たして?

(新刊JP編集部)

眼科医はどうして中医学に接近したのか?

スプーンを使ったカンタン目の疲れケア方法とは スプーンを使ったカンタン目の疲れケア方法とは

―― 今回は『目はスプーン1本でよくなる!』の著者である今野さんと、監修者の森岡さんにお話をうかがいたいと思います。まず、お二人の出会いから教えていただけないでしょうか。

今野 森岡先生とは、出版社の方のご紹介でお会いしたんですね。この本を執筆するにあたって、西洋医学からの見地がほしいという考えがありまして、中医学にも理解を持っている人ということで。

―― 森岡さんから見て、今野さんの第一印象はどのようなものでしたか?

森岡 実を言うと、最初に今野さんの日本リバースのホームページを見たとき、結構怖そうな方だなと思ったんです(笑)。

今野 あ、そうなんですか(笑)!

森岡 怖そうというか、非常に真面目そうというか……硬派な方なのかなと。でも、話してみると全くそういう印象は受けなかったです。話しやすい、気さくな方です。

―― 初めてお会いしたときのシチュエーションは?

森岡 まさにこの日本リバースの中で、今野先生とわたしと、マキノ出版の方2人と、4人でお会いしました。ちょうどわたしが任されていた第4章の部分が終わっていなかったので、わたしと今野先生の意見のすり合わせといいますか、わたしの考え方を今野先生にお伝えして、今野先生の考え方をわたしが聞くというような感じでしたね。

今野 そのときに森岡先生の話を聞いて安心しましたね。わたしは酸素の重要性を訴えていますが、森岡先生も同じでした。目を温めることもそう。こういったことをちゃんと主張されている方は、眼科医ではなかなかいないんです。

森岡 わたしも今野先生の著作を読んで、「これはわたしと同じだ」と思っていました。同じような姿勢でいる人がいるんだなということが分かりましたね。

―― 森岡さんから見て『目はスプーン1本でよくなる!』の特徴はどこにあると思いますか?

森岡 やはりスプーンを使うという点ですね。普通であれば手やタオルを使うのですが、スプーンはステンレスですから、温めやすいし冷やしやすい。誰でも持っているもので、それを使って安全にマッサージができるというのは、非常に面白い試みだと思いました。

―― そのスプーンを使って目の周囲をマッサージするというアイデアはどのようにして生み出されたのですか?

今野 もともとはセミナーなどで目のマッサージ法を教えていたのを、もっと家庭にあるものでできないかというところがあってね。スプーンを温めて皮膚にあてて、自律神経を活性化させるというのは、熱針療法という中医学で最も歴史の深い療法に通じるものです。

―― 森岡さんにお聞きしたいのですが、今野さんの療法は中医学的な見地のものです。眼科医として、中医学に対してどのような見解を持っていらっしゃいますか?

森岡 わたしが吉祥寺で眼精疲労の治療室を開いたのが10年ほど前になるのですが、そこで施術しているマッサージは中医学に基づくものなんです。また5年以上前から、上海で中医学を学んだ女性の方がわたしの病院に外来として来まして、眼精疲労の患者さんの施術や、漢方のアドバイスをしているんですね。

それはどうしてかというと、西洋医学の限界をうすうす感づいていたというところがあるんです。

―― 中医学を専門にされている今野さんとお仕事をされるのは必然的だったのかもしれませんね。

今野 時代の産物とでもいいましょうか(笑)

―― では、このスプーンをどのように使えばいいのでしょうか。

今野 非常にシンプルです。まず、ポットのお湯をお茶碗などに入れて、そのお湯でステンレス製のスプーンを2秒ほど温めます。そして、ペーパーで水分を拭き取って、つぼ(すくう方)の膨らんでいる部分で、眉の上や下をとんとんとんとタッピングします。これだけでだいぶ違うはずです。熱し過ぎると火傷をする危険性があるので、ちゃんとペーパーで水分を取って、熱さを調節しましょう。

また、タッピングだけでなく、目の周辺をさすって血流を活性化させるマッサージ法もありますし、柄尻を使って目の周囲を軽く押してあげるだけでも変わると思います。

―― 本書では、温めて使ったあとに、次は冷やしてからまた同じマッサージをするということを提唱されています。

今野 そうですね。血管の収縮作用への効果を期待できるはずです。また自律神経へ刺激を与えることも可能です。

目の健康のためにすべきこと

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―― 森岡さんにうかがいたいのですが、わたしたちの生活の中で、何が目に最も悪影響を与えているのでしょうか?

森岡 最も問題なのは、目の使い方です。もうずっと酷使をしていますよね。スマートフォン、パソコン、携帯電話、ゲーム機……。ずっと明るいものを見ていると疲労も蓄積しますから、どこかで中断する時間は作るべきだと思いますね。

―― この10年間で目の不調を訴える人のタイプは変化しましたか?

森岡 年齢層が下がってきたと感じますね。10代でもスマートフォンを持っている子は多いですし、ずっとそれを見続けているというのもね。もちろん、スマートフォンを使うことが悪いとは言いませんが、

今野 生活習慣は大きく変わりましたよね、また、栄養失調も問題です。朝ご飯を食べなかったり、偏食で胃腸が疲れ気味になっていて、栄養が体全体に巡っていない。ご飯を抜くのも、1日や2日ならまだしも、それがずっととなると問題です。

―― 目の健康のために、わたしたちが気をつけるべきことを教えて下さい。

森岡 これは本に書いているのですが、例えば就寝30分前は携帯電話の画面を見ずに、目を休めるとかね。

今野 携帯の画面は目への刺激が強いので、脳にストレスが溜まってしまいがちです。

森岡 それで睡眠が浅くなったりするわけですから、例えば携帯を見るばかりではなく、音楽を聞くとかそういったことをすればいいと思います。朝の目覚めも変わってくるように思います。

今野 とても簡単なことだと思います。生活習慣を見直せばいいだけですから。例えば自分の行動を日記に書いておいて、悪い習慣を見直して改善するとか、そういったことが大事ではないでしょうか。

森岡 また、コンタクトレンズを入れたまま寝てしまう人もいますが、とても良くないです。わたしはコンタクトレンズを12時間入れたら、12時間は裸眼で過ごしましょうと言っています。だからお昼まではメガネで過ごすとか、そういうルール付けをすることが大事です。

―― また、『目はスプーン1本でよくなる!』には目だけでなく、体全体のケアの方法も紹介されていますね。

今野 これは中医学の基本的な思想である「経絡」という、体全身を巡っている流れの中にあるツボを刺激するというやり方です。手や足のツボを刺激することで内臓が活性化する。中医学的にいえば、目は肝経といって肝臓が支配しています。なので、内臓の回復が目の回復につながるのです。だから、もし時間がある人は、体全体のケアをするといいと思います。

―― では、本書をどのような方に読んでほしいとお考えですか?

森岡 全ての人に読んでほしいですね。

今野 まさにその通りです。気軽に読んでほしいです。お子さんの視力低下で悩まれている方もいらっしゃいますし、旦那さんがパソコン作業でいつも目が疲れているという方もいるでしょう。そういったときにやってあげたりしてほしいですね。

森岡 生きている以上、目を使っていない人はいないわけですからね。

今野 働いている人ならば、昼休みにできるように。目を痛めても、会社は責任をとってくれません。だからできるときにケアをしておくべきだと思います。

―― では、読者の皆様にメッセージをお願いします。

森岡 今野先生のメソッドを使って、目の少しでも健康を取り戻して下さい。

今野 お子様からお年寄りまで気軽にできるので、目の大事さを自分で守ってほしいと思います。スプーンでマッサージをすると気持ち良いですから、ぜひ手にとって実践してみてください。

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