デジタル画像化には、NTTデータのデジタルアーカイブシステムが用いられている。
1448年に設立され、現在110万冊以上もの文献を収蔵するバチカン図書館。そのうち、マニュスクリプトと呼ばれる一点ものの手書き文献は約8万冊。
バチカン図書館とNTTデータは2014年3月20日に、こうした貴重な手書き文献を長期保存し、広く公開することを目的に、デジタルアーカイブ事業の初期契約を締結。デジタルアーカイブソリューション「AMLAD(アムラッド)」をベースにしたシステムの制作を進め、10月20日に8点のデジタルデータを公開した。
公開されている文献は、PCやスマートフォンなどから閲覧可能。NTTデータは、公開文献数の増加に対応するため、2014年度内をめどに検索をはじめとした機能拡充を図る予定だ。さらに、2018年3月末までに3000冊の文献をデジタル画像化していくという。
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