『美術手帖』12月号は「BL」特集 BL作品の表現に迫る

BL作品の魅力や、作家へのインタビューなどを掲載。表紙には中村明日美子を起用する。

» 2014年10月16日 12時28分 公開
[宮澤諒,eBook USER]
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 「みなさま、突然ですがボーイズラブはお好きですか?」――10月14日、Twitterでつぶやかれたこの言葉。つぶやいたのは美術館に関する特集や展覧会ガイドなどを掲載している美術誌『美術手帖』のアカウントだ。

 つぶやきには続きがある。「来月、11月17日発売の美術手帖12月号は、『ボーイズラブ』を大特集します! BLの『表現』に迫るべく、マンガ家の方々に取材を敢行中。表紙とマンガを描きおろして頂くのは、中村明日美子先生です!」。そう、美術手帖12月号はまさかの「BL」特集。歴史ある美術誌(1948年創刊)が手掛けるとあって、意外性からかリツイート数とお気に入り数は4ケタまで跳ね上がっている。

 美術手帖のTwitterアカウントでは、特集に関する情報を少しずつ公開中。現在のところ、BL誌『BEBOYGOLD』(リブレ出版)で『恋愛方程式』を連載中のこだか和麻さん、季刊漫画誌『ITAN』(講談社)で『昭和元禄落語心中』を連載中の雲田はるこさんを取材したとのこと。雲田さんからは、読者プレゼント用にサイン本をもらった様子もツイートされている。さらに、やおい研究家として知られる金田淳子さんも裏方として参加していることを明かしている。

 ちなみに、10月17日発売の『美術手帖』11月号では、『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などで知られる映画監督のティム・バートンを特集。本人へのインタビューや、映画評論家らによる作品分析、バートンを満喫するための最新映画や展覧会情報も掲載する。価格は1600円(税別)。

『美術手帖』11月号 『美術手帖』11月号

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