SF絵師・小松崎茂のデビュー作『機械化』が復刻 記念の展覧会も開催

プラモデルの箱絵などで子どもたちの心をわしづかみにした小松崎茂のデビュー作 国防科学技術雑誌『機械化』が、『機械化 小松崎茂の超兵器図解』として10月20日に発売。

» 2014年10月10日 14時44分 公開
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 国防科学技術雑誌『機械化』が、『機械化 小松崎茂の超兵器図解』として10月20日に復刻する。価格は3200円(税別)でサイズはA4寸、フルカラー240ページ。

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 同書は、『サンダーバード』や『戦艦大和』などのプラモデルの箱絵やSF空想メカなどのデザインを手掛け、『ウルトラマン』などの怪獣紙芝居を制作したSF絵師・小松崎さんのデビュー作。戦時中に軍事技術などを少年少女へ向けて教育するため、陸軍省の支援により機械化国防協会が刊行し、小松崎さんが巻頭グラビアで描いた空想の超兵器は当時大きな人気を集めた。1940年から1945年までに56号まで発行されたが、その多くは終戦後に廃棄されている。

 発売を記念し、10月11日に「機械化 復刻グラフィック展」を神保町と銀座の2カ所で開催する。復刻拡大した誌面レプリカパネル(10点)の展示や、イラストレーターの上田信さん、開田裕治さん、小林源文さんによるトリビュートアート展示、『機械化 小松崎茂の超兵器図解』の先行閲覧などを実施。神保町「Art Space SAWA」では10月11日〜10月20日(16日と17日の間で展示の入れ替えを予定)、銀座「チーパズギャラリー」では10月21日〜10月31日までの開催。入場料は無料。

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