書誌データを目録規則の国際的なスタンダードになりつつある「RDA」に対応させていく考え。
紀伊國屋書店と図書館流通センター(TRC)は10月1日、書誌情報サービス向上を目的としたワーキンググループを共同で立ち上げた。
世界各国の国立図書館が目録規則の国際的なスタンダードになりつつある「RDA」への対応を進める中で、RDAに対応した書誌データ提供や日本の図書館におけるディスカバリーサービス構築について検討。同サービスでは従来の蔵書検索(OPAC)に加え、電子書籍、電子ジャーナルなど図書館内のあらゆるコンテンツを一元的に検索できるようにするほか、自館で所蔵しない資料も国立情報研究所の目録所在情報サービス「グローバルILL」の利用など外部連携を図り、国際標準の書誌データによる、よりよい書誌サービスの提供を推進する。
両社はワーキンググループの成果を誰もが利用できる環境を作り、出版界へのさらなる貢献を目指すとしている。
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