いかに生きるか。いかに学ぶか。いかに成功するか。何が良くて何が悪いのか。その明確な答えはない。「生きる」ということは難しいものだ。
『生きるための26のこと』(七田眞/著、七田厚/監修、本田健/解説・推薦、サンクチュアリ出版/刊)では、日本人の持つすばらしさを再確認し、知識としての学問と考え方を学ぶエッセンスを紹介している。
子どもができれば、生きることの基礎である教育は当然、親がやることになる。家庭教育のあり方として、家庭での子どもの教育としつけについて、本書では触れている。
最近の日本では、子どものいじめや非行の問題が起きるたびに先生が悪い、学校が悪いと決めつけ、さらには社会がそうさせていると非難してばかりで、家庭での教育がおろそかになっているという。
小さい頃にしたい通りにして育てると、骨抜きになってきちんと生きていけないようになる。結局それはむごい育て方になってしまう。だから、子どもが人間として正しく成長するには、小さいころに厳しく育てられることが必要であるという。
また、子どもにはできるかぎり小さいころから読書をする習慣を育ててあげることも必要だと述べる。人間として何が大切なのか、人は苦労して大きくなれる、などの人間がこれまでわかってきた正しい知恵や考え方を早いうちから身につけていくことができるからだ。
本書では読書の習慣のほかにも、子育ての上で守るべき基本的な習慣として以下のようなことを挙げている。
これらのことを心がけ、責任感を育てなければならない
基本的なことは強制してでも教え、きちんと基本的なことが身についていれば、後は子どもに信頼して任せ、放任してもよいことになる。
とはいえ、当たり前なことを教えるにはまず、親が常識をわきまえていないと始まらない。もちろん朝が苦手とは言っていられない。子どもは親の背中を見て育つということを忘れないようにしなければならないはずだ。
(新刊JP編集部)
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