カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となり、2013年4月にリニューアルオープンした武雄市図書館。利用者が望む改善点とは。
武雄市教育委員会は8月19日、武雄市図書館・歴史資料館に関するアンケート結果を公開した。アンケートは7月24日〜8月5日に館内で実施、300人が回答した。男女比では男性が約4割女性が約6割で、年齢別に見ると30代(22%)、20代(19%)、10代(17%)の順に多くなっている。
武雄市図書館は、2013年4月に「TSUTAYA」「蔦屋書店」などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者となってリニューアルオープンした官民共同の図書館。図書館に行かなくても電子書籍を借りることができるiPhone・Android対応アプリ「武雄市MY図書館」や、Tカードへの図書貸し出し機能の付与、施設内へのスターバックスの出店など、さまざまなサービスを提供している。
現在の武雄市図書館については、32%が「大いに満足」、55%が「満足」と回答し、87%の人が満足していることが分かった。自由記述では満足している点に、内装がオシャレ、ドリンクを飲みながら過ごせる、年中無休などの点が挙げられた。逆に改善点には、利用者数に対して座席が少ないこと、駐車場がすぐ満車になる、話し声がうるさいなど、利用者の増加が原因と考えられる問題が多く挙げられた。
満足している点については、2013年6月〜7月に実施されたアンケートと同じく、リニューアル前からの開館時間の延長や、年中無休を挙げる人が多い。
使いづらい点では、改善点にも挙げられていた通り、駐車場の混雑を解消して欲しいとの回答が多くなっている。リニューアルにより利用者が増加したことで、1人1人に対して満足のいくサービスが行き届き辛い現状にあるようだ。
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