インタビュー
» 2014年08月14日 11時59分 UPDATE

世界27万人以上の人に見守られているネコとは?

深刻な持病をもった猫「こむぎ」と暮らす飼い主のtomoさん。今回は、こむぎの写真集『こむぎねこ』発売を機会にtomoさんにインタビューを行いました。

[新刊JP]
新刊JP

 あなたは「こむぎ」という一匹の猫を知っていますか?

 実はこの「こむぎ」、世界中の人々から注目を浴びています。

 その舞台は写真共有SNSサイト「Instagram」。そこでこむぎは、27万人以上のフォロワーたちに向けて愛らしい姿を振りまいています。

 「こむぎ」には深刻な持病があります。でも、飼い主のtomoさんにじゃれたり、遊んだり、眠ったり……1人と1匹の生活はとても楽しそうです。

 そんな「こむぎ」との日々がつづられたフォトエッセイが『こむぎねこ』(tomo/著、主婦の友社/刊)です。

 今回、新刊JPは『こむぎねこ』の著者であるtomoさんにインタビューを行いました。「こむぎ」愛が溢れたインタビューをお送りします。


『こむぎねこ』著者・tomoさんにインタビュー 『こむぎねこ』著者・tomoさんにインタビュー

―― tomoさんの「インスタグラム」のアカウントはフォロワー27万人以上、しかも写真をアップするたびに世界中からコメントが寄せられていますが、その心境についてお聞かせください。

tomoさん(以下敬称略) 27万人と聞くとすごいように聞こえるかもしれませんが、あまり実感がないというか、徐々に増えていったので普通のことのようになっています(笑)。

 nstagramを始めた当初からコメントに対してはきちんと返事をしようと心がけていましたが、徐々に返信が大変になってきて、返信ができないことが申し訳ないので写真をアップする回数も減ってしまったのですが、いつも見ていてくださる方から「返信不要です!」とか「こむぎちゃんとゆっくり過ごしてください」と言っていただいてからは、空いた時間や返せる時だけ返すことにして、マイペースでこむぎの写真をアップできるようになりました。

―― こむぎちゃんとの出会いについて教えていただけますか? また、こむぎちゃんの第一印象は?

tomo こむぎとの出会いは2011年の秋、職場の同僚が出勤途中に公園を通りがかったところ、血まみれでボロボロの状態の子猫が近寄ってきて、同僚の足元で動かなくなりました。その猫がこむぎです。

 同僚は思わず抱きかかえ近くの病院へ連れていきました。子猫の血がついた服で職場へやってきた同僚にその理由を聞き、一緒に里親を探すことになりましたが、中々飼ってくださる方も見つからず、それでもせっかく助かったこの子を何とかしてあげたくて、当時わたしは一人暮らしでペット不可のアパートに住んでいましたが、引っ越しをしてこむぎと一緒に暮らそうと決めました。

 第一印象は痩せこけて鼻血も止まらず目も今のような真ん丸ではなかったので「ぶさいくだな〜」と思ってしまいましたが、人が近づくと辛い体を起こして近寄って来て、撫でると嬉しそうに眠る姿をみて、「あぁ、人が好きなんだな…」と思いました。

―― こむぎちゃんの名前の由来を教えてください。

tomo 名前の由来は見た目通り、「小麦色」だったので「こむぎ」です(笑)呼びやすくて柔らかい印象の名前を付けようと思い決めました。

『こむぎねこ』著者・tomoさんにインタビュー 『こむぎねこ』著者・tomoさんにインタビュー

―― tomoさんはこむぎちゃんのどのようなところが好きですか。また、一番好きな仕草は?

tomo こむぎは本当に人懐っこくて甘えん坊なところが好きです。それとよく会話もします。大好きなオモチャをわたしのところへ運んできては「投げて〜」とおねだりする姿も好きです。その他に、こむぎは本当に表情が豊かで、ふとこむぎを見るとなぜか面白い顔をしているので毎日見ていて飽きません。落ち込んでいてもいつも笑顔にしてくれます。

 好きな仕草で一番とかは選べないのですが、あえて選ぶなら、こむぎは子猫のころからわたしが抱っこしようとこむぎの脇を抱えると、そのまま伸び〜をする癖があってその仕草はたまらなく好きです(笑)。

―― 深刻な病気を抱えているこむぎちゃんですが、こむぎちゃんとの生活で気をつけていることはありますか?

tomo こむぎは毎日朝と夕方に心臓の機能を助ける薬を飲んでいます。薬が切れてしまうと発作を起こしやすくなるので、夕方に薬を飲ますために急いで帰宅したり、夜にどうしても用事がある時は一度帰宅してまた出かけたりしています。

 こむぎは走ったり興奮したりすると発作を起こします。わたしが帰宅した時は嬉しくて走り回ってしまうので、帰ってきたことがこむぎにバレないように急いで玄関から部屋へ入ったり、猫特有のウンチ後のダッシュをする時も走り回るこむぎを捕まえて落ち着かせます。

 また、わたしがお風呂に入るだけで寂しいのか鳴いて発作を起こしたこともあったので、ドアを開けっ放しにしたり、部屋の気温からも影響されるので、夏も冬もエアコンを常に付けていたりします。

世界27万人以上の人に見守られているネコとは?

―― どんなときにこむぎちゃんの写真を撮ろうと思うのですか?

tomo:普段の暮らしの中で、ふとこむぎを見て可愛いなと思った時に撮っています。それと、背景が白い写真が好きなのでこむぎが壁際にいる時に撮っています。

―― nstagramは画像の加工が手軽にできますが、こむぎちゃんの写真にエフェクトをかける際に、工夫している点、気をつけていることはありますか?

tomo 統一感がある写真が好きなので、フィルタは1つしか使っていません。nstagramを始めた当初は色んなフィルタを使ってみましたが、だんだんこむぎに合った好きなテイストが決まってきて今の写真にたどり着きました。

―― フォトエッセイ『こむぎねこ』について、実物の本が完成して手に取ったときの感想について教えてください。

tomo 出来上がったカバーの写真を見てひとりで思わず「可愛い〜!」と言ってしまいました(笑)。本の紙質もイメージ通りで、思ったとおりの本が出来て感激しました。

『こむぎねこ』著者・tomoさんにインタビュー 『こむぎねこ』著者・tomoさんにインタビュー

―― このフォトエッセイの見どころ、読みどころは?

tomo 見どころは表情豊かなこむぎの顔の写真です。この約3年間の思い出が詰まったたくさんの写真が載っているのですが、こむぎがふとした瞬間に見せる、思わず笑ってしまう表情の写真を見ていただけたらと思います。読みどころは自分で言うのも照れくさいのですが、こむぎと一緒に乗り越え築いてきた信頼関係、また、猫と暮らす幸せなライフスタイルにほっこりできるんじゃないかと思います。

―― このインタビューの読者の皆様にメッセージをお願いします。

tomo 動物と暮らすということは、その子の生涯の責任を持たなくてはなりません。わたしも一人暮らしで働いている中、さらに病気を持った猫と暮らすことはとても覚悟がいることでした。それでも病院の先生によく相談をし、家族や友人の助けもあって何とか暮らしていけるようになりました。

 この本を読んで、こんなわたしでも出来たことだから、病気を持った子でも引き取ろうとか、一緒に暮らそうと思ってくださる方が増えると嬉しいです。こむぎのように、恵まれない環境にいる猫たちが少しでも多く幸せになれることを心から願っています。

 小さな君が教えてくれる、大切なこと、こむぎは本当にたくさんのことをわたしに教えてくれました。これからも一緒に頑張って行きたいと思います。

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