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» 2014年07月10日 11時00分 UPDATE

アソコを漂白? 現代女性の「性」の闇とは

「性」に翻弄されるさまざまな女性のエピソードを取り上げた書籍『モンスターウーマン 「性」に翻弄される女たち』を紹介します。

[新刊JP]
新刊JP

 女性誌でのセックス特集、セックス関連本が相変わらず人気の昨今だが、これまではあまり見えてこなかった、女性の「性」の闇を浮き彫りにした新書がある。

アソコを漂白? 現代の女性の「性」の闇とは アソコを漂白? 現代の女性の「性」の闇とは

 『モンスターウーマン 「性」に翻弄される女たち』(大場真代/著、宝島社/刊)だ。

 本書では、性に翻弄される数々の女性の姿が取り上げられている。第4章の「性器整形にハマる女たち」に登場する29歳の女性。彼女は「性器の漂白」にとらわれてしまった一人だ。

 沖縄生まれらしいハッキリとした顔立ちで、スタイルも決して悪くはないが、地黒な肌が悩みだった。

 彼女が高校生のとき、好きになった人から健康的な小麦色の肌がチャームポイントだといわれる。「それでずいぶんと救われました」(169ページより)……しかし、彼が付き合ったのは、色白できゃしゃな女の子だったという。

 「結局白くてかよわいほうがいいんだと、大ショックでした」(169ページより)。

 それ以来、顔や体の美白・ホワイトニングを試すようになる。劇的な変化はないが、それでも「白くなるために努力している」ことで多少の気はまぎれたという。

 そのうち、美白対象は性器にまで及んでいく。最初は顔やボディ用の美白クリームを塗りこんだり、専用とうたうあやしい美白クリームなどを試したりしていたが、それは病的にエスカレートしていく。

 「漂白できそうなありとあらゆる薬品を試しました」(170ページより)

 そんな彼女は、彼氏とセックスをするときには、性器にウォータープルーフのファンデーション(性器用で顔の色と違うもの)を塗って挑むという。

 「美白が無理ならいっそのこと化粧をしよう、と」(171ページより)

 しかし、それでも気になってしまい、心の底からセックスを楽しめていない、と告白する。性器にコンプレックスを持つ女性は多いというが、彼女の場合はそれが「地黒である」というコンプレックスと結びつき、病的なまで「漂白」にこだわるようになってしまったのだろう。

 この女性は極端な例かもしれないが、程度の差はあれ、だれしも性の「闇」を抱えている。

 本書では、ほかにも、「20代で経験人数100人を超える女」「処女を死守しながら風俗で働く女」「現地夫を持つキャリアウーマン」「『美容のために』セックスする女」「夫からの一言で感じなくなってしまった女」など、さまざまな女性の闇を取り上げている。

 ただただ、凄みのある一冊だ。

(新刊JP編集部)

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