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» 2014年07月10日 08時02分 UPDATE

食事減・運動増はNG 大失敗を招くダイエットの誤解

「摂取カロリーより消費カロリーの方が多いはずなのに、なぜか体重が増えた」という経験はありませんか? 体のメカニズムからその理由を説明。

[新刊JP]
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 薄着になることの多い季節ということで、少しでも体のラインをすっきりさせようとダイエットに励んでいる人は多いはず。

 ところで、ダイエットの基本のキといえば「カロリー計算」。食事で摂取するカロリーを計算し、運動を増やしてそれ以上のカロリーを消費すれば痩せていくという理屈は理にかなっているように思えますし、実際に広く信じられています。

 しかし、こんな体験をしたことはありませんか?

 「摂取カロリーより消費カロリーの方が多いはずなのに、なぜか体重が増えた」

 こんなに恐ろしいことはありません。頑張って食欲を我慢して、嫌いな運動に励んだのに……。体重計の故障? いいえ、こういったことは間違ったダイエットによって起こり得ることなのです。

太る・痩せるはカロリーでは決まらない

食事減・運動増はNG 大失敗を招くダイエットの誤解 食事減・運動増はNG 大失敗を招くダイエットの誤解

 カウンセラーとして心身機能の研究をしている夏目祭子さんの著書『太らない人のヒミツ: 腸で考え・脳で感じて・美力めざめる』(彩雲出版/刊)によると、私たちの体は「食べる量を減らして運動を増やしたから痩せる」「食べる量が増えて運動が減ったから太る」というような単純な仕組みにはなっていないといいます。

 なぜなら、私たちには「恒常性(ホメオスタシス)という、体の状態を常に一定に保とうとする機能が備わっているからです。

 確かに、摂取カロリーを抑えて、消費カロリーを増やすと、最初のうちは体重が減ります。しかし、あるポイントを過ぎると、カロリー計算上では痩せるはずなのに、なかなか痩せない、あるいはかえって体重が増えるということが出てきます。これこそが「恒常性」の働きなのです。

摂取カロリーを抑えると痩せにくい体になる

 では、太る・痩せるはどのように決まるのでしょうか。夏目さんいわく、結局のところこれは「体調」なのだそう。ミもフタもない意見ですが、詳しく説明するとこういうことです。

 私たちの体は「溜め込みモード」と「手放しモード」の2つの状態に分かれます。

 摂取カロリーを抑えて、消費カロリーを増やすダイエットをしていると、先ほどの「恒常性」が働いて、体を太らせて元の状態に戻そうとします。つまり、食べたものの栄養吸収率が高まる反面、基礎代謝量が下がり、きわめて「太りやすく痩せにくい」状態になります。これが「溜め込みモード」です。

 それだけではありません。この働きによって元の体重に戻るまではいいとしても、摂取カロリーを抑えるために食欲を我慢してきていますから、その反動が出やすくなります。つまり過食しがちになり、結果として最初より体重が増える「リバウンド」が起きやすいのです。

 「じゃあ、どうすれば上手にヤセて、リバウンドしないようになるの?」

 こんな声が聞こえてきそうですが、もちろんその方法はあります。キーワードになるのは、まだ説明していない「手放しモード」です。

 このモードは、基礎代謝が高く、体脂肪を減らす働きが強くなっている「太りにくく痩せやすい状態」。本書にはこの状態に体を持っていく秘訣が明らかにされています。

 カロリー計算だけでうまくいくほど、ダイエットは単純ではありません。そちらは参考程度にとどめて、自分の体や心の働きが体重にどう作用するかを知ることの方が、健康に美しく痩せる近道。

 今年こそはすっきりした体を手に入れたいという人は、本書から多くを学べるはずです。

(新刊JP編集部)

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