九州大学附属図書館、桑木文庫の『塵劫記』『研幾算法』などをデジタル化して公開

九州大学附属図書館は、2012年度にデジタル化した同中央図書館所蔵「桑木文庫」から『塵劫記』『研幾算法』など数学書・和算書計42点・86冊を追加公開。

» 2014年07月09日 16時05分 公開
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 九州大学附属図書館は7月8日、2012年度にデジタル化した同中央図書館所蔵の「桑木文庫」の数学書・和算書より計42点・86冊を追加公開した。

 これにより『Oeuvres de Descartes(デカルト全集)』、基礎的な数学書である『塵劫記』(吉田光由)、建部賢弘が若くして著した数学書『研幾算法』(建部賢弘、関孝和)などが閲覧可能となった。なお、2013年4月には2009年〜2011年度にデジタル化した43点・176冊を公開している。

 桑木文庫は、主として日本科学史学会の初代会長・故九州大学工学部教授桑木博士が集めた文献で、その数は数学や天文学、物理学など2800点にもおよぶ。

Photo 『塵劫記』

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