出版業界で先週起こった出来事をまとめてお届けする週刊連載。7月第1週は未来屋書店の決算や丸善CHIホールディングスの社長交代などが話題になりました。
第29期(平成25年3月1日〜同26年2月28日)の売上高は507億1800万円(前年比0.3%増)、営業利益8億5800万円(同31.2%減)、経常利益8億7200万円(同30.9%減)、当期純利益3億5100万円(同44.4%減)。
「本」の売り上げは425億円1600万円(同1.3%増)。「文具」は同9.3%増と好調だった。しかし、2013年11月に「カルチャー教室」分野を関係会社のイオンカルチャーに移管したことで、全体では微増収にとどまった。
新規店は20店(カルチャー教室4店含む)、閉店12店(同8店含む)。カルチャー教室を含まない期末の店舗数は244店。
新規店の初期費用やカルチャー教室の除却損、電子書籍事業などで販管費が同5.9%増となり、減益となった。第30期は売上高530億円を目標に掲げている。
6月30日、取締役会で取締役の中川清貴氏(59)が新社長に就いた。前社長の西村達也氏は退任した。
中川氏は、2010年丸善CHIホールディングス執行役員経営企画部長、2011年トゥ・ディファクト取締役。同年hontoブックサービス社長。2012年大日本印刷hontoビジネス本部長、2013年丸善CHIホールディングス取締役を歴任している。
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