ACCESSとメディアドゥが共同開発した「iTexビューア」が採用されている。
メディアドゥとACCESSは7月2日、医学・生命科学領域の専門書出版社の医学書院が今秋提供予定の電子書籍サービスに、両社が共同開発したiTex(アイテックス)ビューアアプリが採用されたことを明らかにした。同サービスは7月4日まで、東京ビッグサイトで開催されている「第18回 国際電子出版EXPO」のメディアドゥ/ACCESSブースで参考出品されている。
医学書院は今秋、医療系学生向けに、購入された書籍(医療系専門職養成テキスト)の電子版と関連動画を提供するサービス「医学書院eテキスト」の開始を予定。同サービスのアプリ(iPad向け)のビューワにiTexビューアが採用された。
ACCESSは、教材向け電子書籍ビューワ「PUBLUS Reader for Education」なども手掛けており、今回発表したiTexビューアはPUBLUS Readerを医療系の書籍にも適用させていこうとする取り組みとみられる。コンテンツの全文検索や本棚内書籍の横断検索、メモやマーカー機能、複数コンテンツのタブで切り替えながらの閲覧などの機能が搭載されている。iTexビューアはまずはiOSアプリとして提供されるが、今後、Android端末やPCにも展開していく予定としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.