ニュース
» 2014年06月17日 10時40分 UPDATE

年収300万でもオイシイ ふるさと納税活用法 (1/2)

好きな自治体に寄付金を贈ることが出来る「ふるさと納税」。そのふるさと納税を活用し、上手な節税をしている金森重樹さんに、そのコツや注意すべきポイントについてお話を伺いました。

[新刊JP]
新刊JP

 消費税増税から約2カ月。

年収300万でもオイシイ! ふるさと納税活用法 年収300万でもオイシイ! ふるさと納税活用法

 苦しくなった家計を少しでも楽にしたい一心で、つい「お買い得」「お得」といった情報に目が行ってしまうという人は多いはずですが、そんな人こそやるべきなのが、「ふるさと納税」です。

 節税になるばかりか、日本全国の特産品がもらえるとあって、今にわかに注目を集めているこの制度ですが、「どうやって利用するの?」「どのくらいお得なの?」などなど、疑問も尽きません。

 そこで今回は、発売後たちまち4万部を突破したという『完全ガイド 100%得をする「ふるさと納税」生活』(扶桑社/刊)の著者、金森重樹さんにインタビュー! そのコツや注意すべきポイントについてお話を伺いました。

―― 「ふるさと納税」の専門家として知られる金森さんですが、どれくらいの額「納税」されているのでしょうか?

金森 今年は約200件で、額でいえば300万円くらいふるさと納税としてさまざまな自治体に寄付しています。

―― それは半端ではない額ですね。ただ、金森さんがそれほど熱心なのも、ふるさと納税は、お金を寄付した自治体から「お礼」としてその土地の特産品などがもらえるからですよね? 最近ではどんなものが届きましたか?

金森 昨日は兵庫県尼崎市から「活・鯛ちり鍋」セットが届きましたね。一昨日は愛知県小牧市から「名古屋コーチン鍋」セットが届きましたし、その前の日は秋田県大館市から「比内地鶏」ですか。

―― すごい! ほとんど食料品を買う必要がないのではないですか?

金森 ほとんど毎日何かしら届くのですが、その日届いたものが家の献立になってしまうから、妻は腹が立つみたいです(笑)。

 鍋系はクールでくることが多いから、早く食べないと悪くなってしまうんですよ。それに、複数の自治体からの特産品が同じ日にくることもありますしね。そうなると冷蔵庫のストッカーに入りきらなくなってしまいます。

 どんどん食べていかないといけないので、太ってしまいました(笑)。

―― わたしは金森さんほどの高額納税者ではありませんが、ふるさと納税で特産品をもらいたいです。例えば年収約300万円で単身者だと、どんな特産品がもらえますか?

金森 年収300万円で単身者だと、ふるさと納税で寄付できる額は、年1万6000円くらいが上限で、それ以上寄付してしまうと損になってしまいます。

 じゃあ、この1万6000円をどこにどう寄付をするかということになるのですが、まずは「米」や「野菜」「肉」など日常的に食べるものを特産品にしている自治体に寄付するのがいいのではないかと思います。特産品の中には全国各地の珍味や変わった食べ物も多いのですが、もらっても案外食べなかったりするんですよ。

 茨城県石岡市に1万円寄付すると、「弓豚」というブランド豚の詰め合わせが2キロもらえますから、それを1つと、5000円の寄付で米を3キロ〜5キロくらいもらえる自治体がいくつかあるので、そこから選んでもう1つ、というのがいいかもしれません。

―― お酒なども充実していますよね。

金森 そうですね。量を重視するのであれば、今お話に出た石岡市は、1万円の寄付で「特別純米筑波」を2升ももらえます。

―― 実はビール党なのですが、ビールがたくさんもらえる自治体はありますか?

金森 地ビールを特産品にしている自治体はたくさんあるのですが、多くが1万円の寄付で330ミリリットルか350ミリリットル缶を6〜8本で、一番多くても鳥取県の「大山Gビール飲み比べセット」で12本ですから「お得感」はあまりありません。

 アドバイスの角度を変えるなら、「自治体で選ぶ」という方法もあります。どういうことかというと、特産品に力を入れている自治体ってある程度決まっているんですよ。名前を挙げるなら、鳥取県の各自治体や岐阜県各務原市、北海道の上士幌町、茨城県石岡市、宮崎県の綾町などで、これらの自治体は特産品が充実していて5000円の寄付でも結構いいものがもらえたりするので、その中から予算と相談しながら選ぶというのがいいやり方だと思います。

―― 夫婦2人で暮らしていて、旦那さんだけが働いている世帯だと、2万円くらい寄付できるそうですが、そうなると特産品も選択肢が広がりますね。

金森 やはり米などが実生活に役立つと思います。8000円〜1万円の寄付で10キロもらえる自治体が幾つかかあるので、それを2回やれば20キロですからかなり大きいですよね。もちろん、米を1回、肉を1回という選択もアリです。

―― これまでに金森さんが食べた特産品の中でおいしかったものや印象に残ったものは何ですか?

金森 高知県高知市に1万円寄付するともらえる「鰹たたき」はおいしかったです。あとは、宮崎県綾町の「完熟マンゴー」もすばらしかった。牛肉は日本各地のブランド牛や地元牛のA4、A5ランクの肉がそろっていて、どれも良かったですね。

―― 自治体によっては、思わず「なぜそれを特産品に?」と思うような珍品もありますよね。

金森 大阪府阪南市の特産品に「グランド整備用トンボ」というのがありますね(笑)。そこに製造会社があるからなのでしょうが、一体何に使えというのか……。このあたりは大阪人独特のユーモアなのかもしれませんね。

 それと、岐阜県各務原市はプレイステーション3のソフトが特産品になっています。これも、そこに製造会社があるからですね。独特ということで言えば、鳥取県倉吉市の「手掘りの仏像」でしょうね。これは50万円寄付しないといけませんが(笑)。

       1|2 次のページへ

Copyright(c) 2016 OTOBANK Inc. All Rights Reserved.

ITmedia Book Club会員登録がまだの方はこちら

電子書籍/紙を問わず、読書を愛する皆さまに向け、特別な情報提供、書籍の献本、著者や業界関係者との懇親会、執筆活動を検討されている方へのサポートなどを順次提供し、皆さまの読書を強力にバックアップします。

コンテンツパートナー

新刊JP
ラノコミ.com
hon.jp
新文化通信社
Good E-Reader Blog
ぶくまる