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» 2014年06月16日 11時45分 UPDATE

英国の電子書籍ビジネス、2018年までに10億ポンド規模に

英国で起きている電子書籍革命について誰もが強気というわけではない。

[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 新たなリポートによると、英国での電子書籍の売り上げは2018年までに紙書籍を上回る勢いだという。電子書籍の売り上げは向こう4年で、3億8000万ポンドから10億ポンドへと成長する見込みだ。PricewarterhouseCoopersは2018年に紙書籍の売り上げは3分の1までに減少し、9億1200万ポンドを占めるに過ぎなくなると予測する。

 英国居住者は読書の黄金期を迎えている。今ではいつでも本を購入でき、書店に通う必要もない。これによりPottermoreといった企業は電子書籍の販売に加えて子供向けのインタラクティブな物語を制作するまでに至った。

 2012年に73の独立系書店が――毎週1社以上のペースで――倒産し、英国の書店数は1028にまで減少した。これらの独立系書店のほとんどは、英国書店協会との契約の一部として、Kobo電子書籍リーダーと電子書籍を販売している。WH Smithや主要な大手書店がデバイス向けの広いスペースを用意し、電子書籍リーダーとタブレットを在庫している。スーパーマーケットもTescoが最近、書籍を購入・読書し、Tescoのポイントを電子書籍と無料交換できるAndroidアプリをリリースしたことで、市場への参入を果たしている。

 英国で起きている電子書籍革命について誰もが強気というわけではない。Waterstones書店チェーンの創業者、ティム・ウォーターストーン氏は最近、「電子書籍革命の力について、私が知る何よりも、より多くの不要な情報を読んだり聞いたりしていると思います。もちろん、電子書籍は市場シェアを拡大しましたが、そのシェアが――米国では確かに――すでに縮小に向かっていることが分かっています。それとまったく同じことが英国でも起こるのではないでしょうか」と述べた。

 なお、Nielsen BookDataは電子書籍の売り上げが2013年5・6月の4週間で前年の同時期と比較して26%減少したとする、予測とは矛盾するデータを提供している。

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