Kindle Fire HD 7――Amazon電子書籍端末ショーケース

古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、Amazonの「Kindle Fire」ファミリーの2013年モデルのうちローエンドに相当する「Kindle Fire HD 7」を紹介する。

» 2014年06月10日 14時30分 公開
[山口真弘,eBook USER]

製品概要

 Amazonのカラータブレット「Kindle Fire」ファミリーの2013年モデルのうち、もっともローエンドに相当するモデル。ラインアップ上の位置づけは、従来の「Kindle Fire HD」ではなく「Kindle Fire」の後継に相当する。

 同時に発表された上位モデルの「Kindle Fire HDX 7」に比べ、CPUや解像度といったスペックが低く抑えられているほか、前面カメラを搭載しないなど、機能を抑えた入門機といった作りが特徴。デザインはKindle Fire HDX 7と同じく、複雑な面構成をした背面が特徴だが、本製品の方がわずかに厚みがあるほか、スピーカーの位置も異なるなど、独自の筐体が用いられている。

 Kindleストアで購入した電子書籍の閲覧のほか、Amazon MP3ストアで購入した音楽や、Amazonインスタント・ビデオで購入した動画、Amazon Android アプリストアからダウンロードしたアプリやゲームが利用できる。またこれらデータの購入だけでなく、Amazon.co.jpでの買い物にも対応するなど、Amazonが提供するサービス全般をシームレスに利用できるよう設計されている。

 ページめくりや各種メニューの操作はすべてタッチで行う。容量は8/16Gバイトの2種類が用意される。ラインアップはWi-Fiモデルのみ。

スペックで見る「Kindle Fire HD 7」

メーカー Amazon.com
国内発売時期 2013年11月
発売時価格 1万6280円(8Gバイトモデル)、1万8380円(16Gバイトモデル)
専用/汎用 汎用
OS Fire OS 3.0
OSバージョン 11.3.3.2
サイズ(※最厚部) 191(幅)×128(奥行き)×10.6(高さ)ミリ
重量 約345グラム
解像度 800×1280ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 7インチ
通信方式 802.11 a/b/g/n
Bluetooth 4.0
内蔵ストレージ 8Gバイト(ユーザー利用可能領域は4.8Gバイト)、16Gバイト(ユーザー利用可能領域は11.9Gバイト)
メモリカードスロット なし
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 10時間
タッチ操作 対応
対応フォーマット Kindle (AZW3)、 KF8、TXT、 PDF、保護されていないMOBI、PRC、DOC、DOCX、JPEG、GIF、PNG、BMP、HTML5、CSS3
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア Kindleストア
その他 海外での発売は2013年10月
最終更新日:2014年6月10日

写真で見る「Kindle Fire HD 7」

右60度傾斜外観 ベゼルの幅は上下および左右がそれぞれ同じで、縦横どちらの向きで使っても違和感がないようデザインされている。CPUはデュアルコア1.5GHz
本体を持った写真 約345グラムと、従来の「Kindle Fire」に比べると50グラム以上軽量化されているが、同時期に発売された7インチ端末としてはそれほど軽いわけではない
CDとの比較 正面から見ると特にボタン類のないシンプルなデザイン。インカメラは搭載しない

単体正面 正面。画面サイズは7インチ、解像度は1280×800ドットで、上位モデルの「Kindle Fire HDX 7」の1920×1200ドットとの差別化ポイントになっている。ホームボタンなどは物理ボタンではなくタッチパネル上で提供される
左側面 左側面。microUSBコネクタを備える
右側面 右側面。イヤフォンジャックを備える

上面 上面。特にボタン類はない
底面 底面。こちらも特にボタン類はない
裏面 裏面。左に音量大小キー、右に電源キー、それらの下にスピーカーを備える。上下左右はそれぞれ斜めにカットされており、手に持った際に薄く感じるよう工夫されている

メイン画面 ホーム画面。最近使用もしくは追加したアイテムが画面中央のスライダと呼ばれる部分に並び、iTunesのカバーフローのようにぱらぱらめくって検索できる
コンテンツ表示画面 Kindleストアのトップページ。おすすめやキャンペーン、ベストセラーなどのコンテンツが並ぶ。いずれも左右スクロールでコンテンツを閲覧できる
ライブラリ画面。クラウドもしくは端末上にあるコンテンツを切り替えて表示できる。リスト表示にも対応する

メイン画面 コンテンツを表示したところ。タップもしくはフリックでページめくりが行える
フォントサイズや行間、余白のほか、白黒反転、セピア調などへの切り替えも可能。フォントは明朝とゴシックに加え、筑紫明朝を新たに搭載する
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