ニュース
» 2014年06月03日 17時43分 UPDATE

あなたがありのままの自分でいられない本当の理由

ありのままの自分でいられない理由である心のなかの「箱」とは? 人間関係で悩まないためのコツを物語形式で学べる書籍を紹介します。

[新刊JP]
新刊JP

 上司が分かってくれない。部下が、家族が、友達が……こんなに頑張っているのに、誰も自分のことを理解しようとしてくれない。そうして自暴自棄な想いに駆られることはないでしょうか。それはあなたが「小さな箱」に入りこんでしまっているからです。

あなたがありのままの自分でいられない本当の理由 あなたがありのままの自分でいられない本当の理由

 世界のリーディングカンパニーがこぞって採用したアービンジャー式人間関係の問題解決策を、本書『日常の小さなイライラから解放される「箱」の法則』(アービンジャー・インスティチュート/著、きずな出版/刊)では、人間関係で悩まないための秘訣を、物語形式で紹介していきます。

 主人公は30代のビジネスマン、リョウ。人一倍頑張っているのに、上司や部下、妻との関係は冷え切っています。職場でも家庭でもイライラを募らせている彼はある日、岡山というなぞのコンサルタントと出会い、自分の「箱」に気づいていくのですが……。


「箱」っていったい、何?

 本書のキーワードである「箱」。これは、自己欺瞞のメタファーです。人間関係で悩む人はみな、自分の小さな「箱」の中から抜け出せずにいる状態だと考えます。

 例えば、誰かに謝ろうと思ったけど謝らなかったとか、お礼を言うべきだと思ったけど言わなかったという経験はありませんか? このような、心ではすべきだと思っていることに背く行為を「自己裏切り」といいます。

 「自己裏切り」の結果、わたしたちは、行動できなかった自分に都合のいい言い訳ばかりを考えて正当化しようとし、その代わりに他人を悪者にして、「自分がこうしなかったのは、仕方がなかったからなんだ」と納得しようとします。

 相手を非難し、自分を正当化している状態。これが「箱に入っている」状態です。箱に入ってしまうと、自己正当化する感情が自分を支配して、箱の中でグルグルと回ってしまい、抜け出せなくなるのです。

 「箱」に入っていると、自由に動くことができません。けれど、これは一部の人の問題ではありません。いわば世界中の問題です。みんな同じような症状で悩んでいるのだと説きます。

他人は、モノじゃない

 「箱」からの脱出を難しくする要因の1つに、「他人をモノとしてみる」ことが挙げられます。

 例えば、ケンカしている相手に頼みたいことが出てきたため、ケンカを終わらせようと「ごめん。自分が悪かったよ」と謝りました。でも、このおわびの言葉は、本心からのものではないですよね。自分が、相手に何かを頼みたいから謝ったにすぎない、自分の利益のための行為です。この状態では、人は「箱」に閉じこもっているのと一緒です。

 わたしたちは、ついつい人を「モノ」として見てしまいます。それは、相手は自分ほどの価値はなく、「邪魔なモノ」「便利な道具」「自分には無関係な存在」としてみるという気持ちのあり方からくるものです。そうなってしまうと、相手の一挙一動が自分にとってどう影響を及ぼすのかについてのみ興味が働き、自分の思い通りにならないとイライラしてしまうのです。

「箱」から抜け出すには

 わたしたちが、他人や環境のせいにしている「イライラ」は、自分が「箱」に閉じこもり、他人をモノ扱いしている限り、フラストレーションが消えることはないでしょう。

 相手のことを心から思いやり、自分が相手に対してしてしまった過ちを深く悔いたとき、わたしたちは「箱」から抜け出すことができるのです。

 本書では、人間関係の解決策をリョウの視点から疑似体験することができます。もしかしたら、「リョウは自分のことだ」という思いから、次のページを開くことがつらくなってしまうことがあるかもしれません。でも、それに気付くことが、「自分のイライラの原因を他人に転嫁せず、100%自分が悪いのだと考える」という、簡単そうで実は難しい考え方を身につけるきっかけになるはずです。

 本書は「箱」の法則が物語形式で分かりやすく書かれているので、自分を変えたいと思う人は、参考になるはずです。

(新刊JP編集部)

Copyright(c) 2016 OTOBANK Inc. All Rights Reserved.

ITmedia Book Club会員登録がまだの方はこちら

電子書籍/紙を問わず、読書を愛する皆さまに向け、特別な情報提供、書籍の献本、著者や業界関係者との懇親会、執筆活動を検討されている方へのサポートなどを順次提供し、皆さまの読書を強力にバックアップします。

コンテンツパートナー

新刊JP
ラノコミ.com
hon.jp
新文化通信社
Good E-Reader Blog
ぶくまる