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» 2014年05月27日 12時51分 UPDATE

ネットウォッチャーが教えるネットの「デマ」を見破るポイント

ネット上で意図してウソのエピソードを創作する「釣り師」。彼らの見事な手口とは? 10年以上「釣り投稿」を観察しているネットウオッチャーであるHagex氏の著書から紹介します。

[新刊JP]
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 2ちゃんねるといったまとめサイト、ニュースサイト、ブログなど、インターネット上で流れている情報は膨大だ。

 その中には本当の情報もあれば、ウソの情報もある。このようなデマやうわさといったあいまいな情報のほかに、意図してウソのエピソードを創作する「ネット釣り師」という存在がいることを知っているだろうか。

ネットウォッチャーが教えるネットの「デマ」を見破るポイント ネットウォッチャーが教えるネットの「デマ」を見破るポイント

 『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』(Hagex/著、KADOKAWAアスキー・メディアワークス/刊)は、ネット釣り師たちが投稿する創作エピソードを見破るための技術を、10年以上「釣り投稿」を観察しているネットウオッチャーのHagex氏が紹介する一冊だ。

 「2ちゃんねる」「発言小町」「Twitter」「ブログ」など、インターネット上で自由に投稿できるサイトには、必ずといっていいほどこのネット釣り師が存在している。

 では、そもそもネット釣り師とは何者なのか。創作文やうその内容をネット上に投稿し、読者を「釣る」(=だます)ことを目的とした、よく言えば「クリエーター」、悪く言うと「うそつき」のことだという。

 彼らが活躍すると、そのサービスは間違いなく盛り上がる。なぜならネット釣り師の投稿は“面白い”からだ。ネット釣り師の投稿が増えると、人が続々と集まり、サイトのアクセス数が増えていくと著者は指摘する。

 こういったネット釣り師たちが投稿する創作エピソードを見破るテクニックと、インターネット上に流れるデマを見破る方法は似ている。

 では、「釣り」と「デマ」の大きな違いは何か。釣りは特定の人間によって完全にコントロールされているが、デマは誰の支配も受けていない点だとHagex氏は指摘する。

 デマはネットユーザーの勘違い、不安、思い込みといった負の要素を栄養としており、まるで生き物のように大きくなりながら暴れていく。デマを見破るポイントとして本書では6つ、ピックアップされている。

  1. 不自然なポイントを探す
  2. 読んだ人の心を動かす「フック」を見つける
  3. なぜこれが流行しているか考える
  4. 情報の流れを追いかける
  5. 画像の有無をチェックする
  6. 多くの人がRTやシェアしているものは特に疑ってかかる癖をつけておく

 本書ではこのポイントが「ネットデマの特徴」とともに詳しく書かれており、こういったポイントをおさえることで、うそか本当かを見極めるスキルを磨くことができるようになる。著者は「インターネットリテラシーの基本中の基本」だという。

 「ネット上にあるウソの情報にだまされないように」とはいうものの、ウソを見破る技術がなければ、その選別は難しい。つまり、情報を受け取る側もネットリテラシーを身につけておかなければ危険だということだ。

「釣り」「デマ」に惑わされないためにも、十分に気をつけておきたいものだ。

(新刊JP編集部)

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