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» 2014年05月22日 17時00分 UPDATE

「うつ」になりやすい3つの思考パターン

当事者以外からは分かりにくいうつ病の人の思考パターンを、エッセイマンガ『雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった』から紹介します。

[新刊JP]
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 世間でたびたび話題になる「ブラック企業」。

fhfig1169.jpg 「うつ」になりやすい3つの思考パターン

 新卒でブラック企業に入社し、2年目で休職、退社した著者が綴るのが『雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった』(雨宮鬱子/著、宙出版/刊)というマンガです。

 本書では、著者が働いていたころの様子や、うつ病になったいきさつ、うつ病になってからの経過などが、マンガで克明に綴られています。

 ここでは本書から抜粋して、うつ病になってしまった当時、著者が陥っていた思考パターンを紹介します。

「パワハラでもいじめでもない。わたし以外の人はきちんと働けていた。わたしが駄目なだけ」

 「まじめな人ほどうつ病になりやすい」といわれています。それは、ストレスに対して受け流したりサボったりすることができず、自分を自分で追い込んでしまうからです。

 仕事がうまくいかないと、「できないのは努力が足りない」「わたしを育てようとしてくれている」「それにこたえられない自分が悪い」など、すべて自分のせいにする思考パターンは、やがて自分を潰してしまいます。

 逆に、嫌なことは嫌だとハッキリ口に出したり、怒りの感情をあらわしたり、言われたことを真に受けずに受け流したりできる人は、うつ病になりにくいといえそうです。

「ノルマが多い、残業が多い、責任が重い、上下関係が厳しい、体育会系……全部分かって入社したのだから」

 ブラック企業でうつ病になってしまった人の中には、「入社してみたら予想に反して大変だった」という人もいれば、「大変なことは重々承知の上で入社した」という人もいるのではないでしょうか。

 いずれにしても、仕事で心身を壊してしまった自分を責めるのは間違いです。

 厳しい仕事で心身を壊してしまうのは、確かに自分の未熟さゆえかもしれないと前置きした上で、著者はこう主張しています。

 たとえ自分が未熟だったとしても、全員の前で批判し、大声で罵倒し、自分のことを管理職でも何でもない人間に相談し、部内で孤立させ、プライベートなことにまで踏み込み、最終的に社員を休職に追い込む上司は、明らかに常軌を逸している。

 すべて自分のせいにするのではなく、「他人が悪いのではないか」「会社が悪いのではないか」という目線も併せ持つことが大事といえそうです。

「うつ病なんて甘え。わたしは本当はうつ病じゃない」

 著者は病院でうつ病と診断されてからも、「自分はうつ病ではなく、ストレスと疲れで体調を崩しているだけ」と考えていたといいます。そして、「自分には価値がない」「社会に出ても迷惑しかかけない」と考えてしまうことが病気だといわれても、まったく理解できなかったとも。

 自分は病気ではなく、甘えているだけだと考えてしまう思考パターンは、うつ病の人特有。うつ病だと診断されたのであれば、病名を受け入れてゆっくり休みましょう。

 いかがでしたか? 著者は現在26歳。二児の母であり、漫画家・主婦として生活しているそうです。

 うつ病になって打ちのめされた著者ですが、漫画を描き始めたとき、何時間でも漫画を描いていられたそうです。「『適性』はなにものとも天秤にかけられない」「人にはそれぞれ立ち上がるための言葉と行動の化学反応がある」と著者は言います。

 自分の適性にあった仕事や働き方を見つけること。それこそがうつ病にならない一番の方法なのかもしれません。

(新刊JP編集部)

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