電子書籍リーダー端末に8インチの波が押し寄せるか

PocketbookやBookeenがリリースする8インチの電子ペーパー端末にはどの程度ニーズがあるだろう。

» 2014年05月21日 14時05分 公開
[eBook USER]
InkPad InkPad(画像出典:gagadget.com)

 2007年から数々の電子書籍リーダー端末を世に送り出しているPocketbook。今年も完全防水の「PocketBook Aqua」のほか、カメラとOCRアプリを内蔵した「PocketBook Ultra」などを投入予定の同社ですが、8月にリリースするとみられる最新電子書籍リーダー端末「InkPad」の姿をgagadget.comが伝えています

 InkPadが話題となっているのは、それが「8インチ」の電子ペーパー端末であること。ここ数年の電子書籍リーダー端末は6インチのモデルが主力でしたが、2014年は8インチにそのトレンドが映るのか、それとも一部のユーザーのニーズを満たすだけのものなのかが注目されます。

 8インチであるということを除けば、InkPadのスペックは目立った点はありません。E Ink(Pearl)ディスプレイを搭載し、画面解像度は1600×1200ピクセル(約200ppi)。ストレージは4Gバイトとされています。少し目新しいのはセンサーで光量を自動制御するフロントライトを搭載するほか、オーディオブックのニーズに対応するためか、最近の電子書籍リーダー端末では非搭載なことが多いヘッドフォンジャックが搭載される点です。ちなみに重さは約350グラムとのこと。

 Bookeenからも近々「Cybook Ocean」という8インチの電子書籍リーダー端末がリリースされる見込みです。

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