第3回歴史時代作家クラブ賞が発表――作品賞『捨ててこそ空也』ほか4作品を選出

第3回歴史時代作家クラブ賞が決定。作品賞『捨ててこそ空也』ほか、シリーズ賞や新人賞4作品を選出した。

» 2014年05月19日 17時21分 公開
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 歴史時代作家クラブは5月13日、第3回歴史時代作家クラブ賞の受賞作を発表した。

 2013年デビューの歴史時代作家を対象とした新人賞には、吉来駿作さんの『火男』(朝日新聞出版)、文庫書下ろし時代小説シリーズ作を対象としたシリーズ賞には、上田秀人さんの『奥右筆秘帳』シリーズ(講談社文庫)と、平谷美樹さんの『風の王国』シリーズ(ハルキ時代小説文庫)、2013年に出版された歴史・時代小説を対象とした作品賞には、梓澤要さんの『捨ててこそ空也』(新潮社)が選出された。

 また、「40年来、時代小説の面白さを一貫して追求し、流麗な文体で表現してこられた強靭な作家精神に、今こそ学ぶべきものがある 」として、実績功労賞に、南原幹雄さんが選出された。

『火男』『奥右筆秘帳』シリーズ 『火男』、『奥右筆秘帳』シリーズ
『風の王国』シリーズ『捨ててこそ空也』 『風の王国』シリーズ、『捨ててこそ空也』

 なお、賞品や賞金はなく、賞状授与による顕彰のみ行われる。授賞式は6月13日に東京・神楽坂の日本出版クラブ会館にて開催する予定。

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