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» 2014年05月19日 12時05分 UPDATE

その食い意地、どこまでいくの?:可愛すぎる食い意地張りすぎ系女子が話題の『もぐささん』第1巻レビュー

華奢な体にひかえめな性格の女の子・百草みのり。ある日彼女がとんでもないボリュームの定食を食べる場面を見てしまった主人公から始まる、恋物語『もぐささん』第1巻をレビューします。

[ラノコミどっとこむ]
ラノコミ.com

 となりのヤングジャンプおよびジャンプLIVEで人気を博し、ついにこの春ヤングジャンプでの移籍連載もスタートした話題の作品、『もぐささん』(ヤングジャンプコミックス)。待望のコミックス第1巻をご紹介します。

 実家が食堂を営む少年、小口 虎雄。ある日、彼がいつものように店の手伝いをしていると、そこにやってきたのはクラスメートの百草 みのりでした。

一年A組 百草みのり
彼女がたくさん食べてるイメージはない
昼はいつも きゃしゃな体に似合う小さな弁当箱を持って中庭へ行くし
ひかえめな性格の彼女は 図書室で静かに読書をしたりしている
いわば地味な女の子だ
でも そんな地味さが オレはしとやかだと思った

もぐささん 第1巻 もぐささん 第1巻

 突然来店してきた百草に対して、動揺を隠せない小口。しかしそれはなにも、ちょっといいなと思っていた女子が、突如自分の家にやってきたからという理由からくる動揺だけではありませんでした。

 なぜなら彼女が注文したのは、ボリュームたっぷりのバクダンからあげ定食をダブル、それに加えてぎょうざという驚異の食事量だったからです。

 小口の存在に気づくことなく、とんでもないボリュームの定食を頬張る百草。はじめこそ動揺を隠せずにいた小口ですが、からあげを口いっぱいにしながらなんとも美味しそうに食べる彼女を見ていると、次第にそのギャップにドキッとしていることに気がつきました。

 とはいえ、学校では百草とあいさつ程度しか交わしたことない小口。百草がみんなに隠れて来たのだとしたら、ここで知り合いに出会うなんてショックを受けるのではないかということに気づきます。

 案の定そんな小口の想像は当たり、彼の存在にやっと気づいた百草はあからさまに動揺し始め、逃げるように会計を済ませた後、その場をすぐに立ち去ってしまいました。

 しかし、この物語の本当の始まりはここから――翌日、小口は彼女の本当の姿を目の当たりにすることになって……。食い意地張りまくり系女子と純情少年のあったかストーリーが幕を開けます。

 ……といった、この物語。何と言ってもその最大の魅力は、ヒロインのもぐささん。思春期の女の子なら誰もが隠しごとの1つや2つ持っていてもおかしくありませんが、彼女にとってのそれはまさかの“食い意地”! 見ているこっちが、えっ! もぐささん、そんなところまで食い意地張っているの! と驚かずにはいられない、常識を超えた食い意地は必見です。

 しかも読者をさらに驚嘆させるのは、こんなに食い意地が張っているもぐささんなのに、その挙動がとてもかわいいという点。時に、誰も思いつかない大胆な手法で食事をしてしまうもぐささんですが、その手法がバレてしまうと、文字通り滝のような汗を流しながら自らの行動を懺悔し始めます。かと思えば、コロッケ1つで宝物を前にしたように瞳をきらきらと輝かせてしまうもぐささん。

 大胆でありながら、小動物のように震え、また大好きな食事を目の前にして満面の笑みを浮かべる――そんな表情をころころと変える様子がたまらなく可愛らしいのです!

 このようにある意味、本能のままに生きるもぐささん。そんな彼女のギャップを知ってしまったら、小口だけではなく、誰だって好きになってしまいますよね。

 恐るべきもぐささんの魅力、皆さんもコミックスでぜひ味わってみては?

(評:ラノコミどっとこむ編集部/やまだ)

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