ニュース
» 2014年05月08日 13時42分 UPDATE

健康は「笑い」からやってくる?

ユダヤ教徒は、世界で最も健康意識の高い民族自身の経験から、ユダヤ人の健康の秘訣を広める石角氏の著書を紹介します。

[新刊JP]
新刊JP

 ユダヤ人というと、「お金持ち」「天才が多い」とイメージする人も多いだろう。実際、世界人口の約67億人に対し、ユダヤ人はわずか1500万人程度にもかかわらず、歴代ノーベル賞受賞者の約3割を占めている。

 物理学者のアインシュタイン、哲学者のマルクス、現在では映画監督のスティーヴン・スピルバーグなど、さまざまな分野で創造的な活動をしているユダヤ人が多い。

 こういったイメージに加え、「ユダヤ教徒は、世界で最も健康意識の高い民族」であるという。そんな考えを抱いているのが、『ユダヤに伝わる健康長寿のすごい知恵』(石角完爾/著、石原結實/監修、マキノ出版/刊)の著者の石角氏。石角氏は、日本におけるマイケル・ジャクソンの代理人弁護士としても知られ、60歳でユダヤ教に改宗し、ユダヤ人となった。本書では、ユダヤ教に伝わる健康長寿の膨大な知恵のエッセンスを紹介している。

fhfig1143.jpg 健康は「笑い」からやってくる?

 ユダヤ人は「ジョーク」が好きだという。小話やジョークは、抑圧された人々の中で発展する傾向がある。権力や権威を笑いのしめて、それに対抗する手段となるのがジョークといわれるもの。

 つまりユダヤジョークは一種の権力風刺なのだ。差別対象となり、その苦難を知っているからこそ、ユダヤ人は笑いを必然的に大切にしてきた。

 石角氏が大病を患った際、米国で治療を受けた。そこで、石角氏が驚いたのは、病室が笑いであふれていたことだった。

 ニューヨークは、医師の半数程度がユダヤ人という病院もあり、ユダヤ人の創設による大病院も多い。著名な医学者、研究者にもユダヤ人が圧倒的に多い。石角氏を診察したニューヨークの医師は、悪い知らせにおびえる石角氏にハーモニカで米国民謡を吹いてなぐさめてくれたそうだ。また、石角氏の気持ちが落ち着くようにと、チベットのラマ教のテープを診察室で流し、さらにラマ教の鐘を自分でたたいて、心が平穏になる彼自作の詩を歌ってくれた医師もいたという。

 米国の医学教育は、コミュニケーションや患者への配慮が日本よりも充実している。「患者の心の不安を取り除けば、病気の回復は早い」というのが米国医学の考え方のようだと、石角氏は自身の経験からも実感している。

 リラックスや明るい気持ちは自然治癒力と免疫力を高める。病気になったときこそリラクセーションが必要ということなのだろう。本書から、ユダヤの発想法、知恵を知ることにより、日常の健康に役立つことはあるはずだ。

(新刊JP編集部)

Copyright(c) 2017 OTOBANK Inc. All Rights Reserved.

コンテンツパートナー

新刊JP
ラノコミ.com
hon.jp
新文化通信社
Good E-Reader Blog
ぶくまる