青山学院大学での電子教科書活用実験が経済学部全体に拡大

京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は、青山学院大学での電子教科書活用実験を従来の現代経済デザイン学科から経済学部全体に拡大。4月入学の559名を対象に実験をスタートした。

» 2014年05月08日 13時20分 公開
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 京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)は5月8日、青山学院大学での電子教科書活用実験を経済学部全体に拡大したことを明らかにした。

Photo 電子教科書の配信イメージ

 青山学院大学では、2013年9月から経済学部現代経済デザイン学科1年生70名を対象に電子教科書活用実験を行っているが、今回は同実験を経済学部全体へと拡大。4月入学の559名を対象に実験を行うという。

 現代経済デザイン学科の学生を対象としたアンケート調査では、約8割の学生が電子教科書の使い勝手や機能に満足しており、通学途中や自宅など、講義以外の時間帯でも電子教科書を利用していることが判明。また、教科書を持ち運ぶ物理的な負担の軽減、検索機能を使った効率的な学習方法の実感など、電子教科書の特性を学習に役立てていることも分かったという。

 なお、現代経済デザイン学科では昨年度から導入している翻訳教科書「スティグリッツ公共経済学」(上・下)に加えて「スティグリッツミクロ経済学」「マンキュー経済学 II マクロ編」を、経済学科では「マンキュー経済学 I ミクロ編」「マンキュー経済学 II マクロ編」を採用。電子化された教科書は、経済学部の基礎理論書として4年間使用するため、電子教科書の辞書的利用による振り返り学習をより深く掘り下げて行うことができるようになったとしている。

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